ビジネスマン、OLのネタ帳になるトピックを、毎日お届け!キャッチアップしておきたいトレンドをランキング形式で紹介しながら、毎日ひとつの話題にフォーカスしていきます。

番組が選んだ今週の「ウィークリーパーソン」は…(2015/2/6)

カテゴリー:1114

金曜日は、番組がその週で最も注目した人物に
フォーカスする「ウィークリーパーソン」。
ジャンルを問わず、"感動"や"驚き"を与えた人物に注目します。
今週、番組ではこの4組をピックアップしました。



◆騎手免許試験に合格!史上初の外国人JRA旗手となったミルコ・デムーロ&クリストフ・ルメール!

◆テニス全豪オープンで優勝した、男子のジョコビッチ&女子のセリーナ・ウィリアムズ!

◆テニス全豪オープン・車いすの部で3年連続8度目の優勝を果たした、国枝慎吾!

◆佐賀から太平洋横断!ガス気球の飛行距離&滞空時間で世界記録を塗り替えたブラッドレー&チュクチャエフ!


番組ホームページでの皆さんの投票は1位国枝慎吾、2位ブラッドレー&チュクチャエフとなっていますが、今週、中西さんが注目したのは…



国枝慎吾


第5シードで出場した錦織圭に注目が集まりました全豪オープンですが、錦織圭はベスト8、国枝慎吾はシングルス車いすの部で優勝。第1シードの国枝慎吾は、第2シードのフランスのステファン・ウデにストレートの快勝、3年連続8度目の優勝を果たしました。また、ウデと組んだダブルスでも優勝しており、3年連続・単複2冠という快挙も達成しています。


シングルス決勝の前日にはダブルス決勝を共に戦ったパートナーとのライバル対決。「ウデは世界一のサーバー。自分は世界一のリターナーだと思っている」と国枝選手自身もいうように、相手のサーブにはコートの中へ入り込んで攻撃的なリターンを放ち、ラリーでも効果的にフォアハンドのスマッシュを打ち込んで流れを引き寄せました。


世界最強の選手であるにもかかわらず、年末年始の沖縄合宿では球出しの基礎練習に黙々と時間を費やし、10日間で18000球を打ち込んだそうです。国枝選手は「軸が安定して崩れなくなった。フォアで形勢を逆転できた。」と練習の成果を語っています。


今回の優勝で4大大会シングルス通算18勝。試合会場では国枝選手を研究しようと複数のカメラが試合を撮影、若手も次々と成長してくる。そんな中で成し遂げた全豪オープン8度目の優勝でした。


国枝選手は1984年生まれの30歳。2月21日に31歳になります。9歳のとき、脊髄腫瘍による下半身麻痺のため車いす生活を余儀なくされました。11歳から車いすテニスを始め、17歳から海外ツアーに参戦。負けず嫌いなことで有名で、ラケットに「俺は最強だ」という言葉を張り付け、不安になるとその言葉を見て自分自身を鼓舞するそうです。


強さの秘密は徹底した日々の管理と練習にあり、常に“自分は今100%集中しているか?”と自分に問いかけながら練習しているのだそうです。選手としては円熟期に入ってきましたが、国枝選手は「僕の武器は対応力。常に周りの想像を超える選手になっていきたい。」と、全豪のあと語っています。まだまだ国枝慎吾選手の黄金期は続きそうです。


今週の「ウィークリー・パーソン」は、全豪オープン・車いすの部で3年連続8度目の優勝を果たした国枝慎吾選手に注目しました。