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指原莉乃が2連覇 現在の総選挙のシステムには限界も(2016/6/24)

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金曜日はBIGLOBEが提供するツイッター分析サービス、「ついっぷるトレンド」がまとめた「トレンドワード・ランキング」をご紹介。


6月24日までの一週間、ツイッターで多くつぶやかれた「急上昇ワード」を見ていきます。


第3位【 さっしー 】

6月18日、HARD OFF ECOスタジアム新潟で行われた第8回AKB48選抜総選挙で、さっしーこと指原莉乃さんが2連覇を達成しました。


第2位【 北海道 】

16日午後、北海道函館市で震度6弱を観測する地震がありました。その後も、21には、震度4の地震を観測しています。


第1位【 地震 】

今週、熊本でも震度4を観測する地震が発生。今後も注意が必要です。



そして今回、注目する急上昇ワードはこちら。






【 さっしー 】



◆街の声

「連覇したということで、いままでなかったことが意外。指原さんはアイドルらしくしていないところが魅力なのかなと思います」(男性)


「優勝は指原さんだったみたいですね。まゆゆにはもっと頑張ってほしいです」(男性)


「横山由依が好きです。目が細いところが好きです。(総選挙の結果には)納得はいかないんですけど。1位と2位の得票数がダブルスコアだったので、好きな人に投票しても1位になるのは厳しい、夢のまた夢という感じ」(男性)




◆速水健朗が分析「そろそろ新しい制度が必要」

AKB48選抜総選挙は今回で8回を数えます。その総投票数は、第1回でおよそ6万票なのに対し、今回は約326万票と、大幅に増加しています。こうなると、マニアックな人の意向が反映されたり、意外性のあるランキングができたりなど、面白い結果は出にくくなります。今回ももちろん接戦が繰り広げられる場面もありましたが、今の総投票数では知名度・有名度が反映されやすい状態です。指原さんはテレビのバラエティ番組に出演するなど、メディアにさらされている時間がとても長くなっています。それにより、他のメンバーにチャンスが与えられない状況となっています。


第1回AKB48選抜総選挙で前田敦子さんが1位となりましたが、このときの獲得票数は約4600票。このぐらいの数字であれば、CDを買って好きな人に投票することは、順位の変動に大きい影響力を持ちます。しかし、今回80位となった村重杏奈さんの獲得票数が13,058票。こうなると、自分の好きな人の順位を押し上げるためにCDを購入するなどお金を使っても、上位には届きづらくなり、ファンのあいだでは不満が生まれます。





◆投票回数に応じて価格設定が必要?

AKB48の総選挙が盛り上がる背景には、参加する面白さがあります。
通常の選挙では一人一票のところ、AKB48総選挙では一人何票でも投票できるというシステムに人気が集まっていました。


いまの選挙のかたちでは、あまりにも大きいポピュリズムに不満がのこるようになります。こうなると新しい制度、1票目は無料とし、2票目は400円、3票目は900円、…と投票価格を累進性にするなど、参加者のやる気を促進する新しい仕組みが必要なのではないでしょうか。実際にこうした研究が経済学者のあいだでは行われています。もちろん民主主義では一人一票が原則ですが、社会実験としてこの制度を用いることには面白い部分もあります。


選挙はいわば「お祭り」であることを思いださせてくれたAKB48総選挙、以前はそうした効果もあったはずです。



◆「さっしー」関連ツイート








◆クロノスリスナーの反応