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CL決勝 レアルが制したPK戦のあとに見えたもの(2016/6/3)

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金曜日はBIGLOBEが提供するツイッター分析サービス、「ついっぷるトレンド」がまとめた「トレンドワード・ランキング」をご紹介。


6月3日までの一週間、ツイッターで多くつぶやかれた「急上昇ワード」を見ていきます。






第3位【 遅延 】

6月1日、JR京浜東北線は、人身事故によるダイヤ乱れがありました。その影響で、JR、私鉄各線にも遅延が発生。遅れの状況を報告するツイートが増えました。


第2位【 バレー 】

5月28日に開幕した、男子バレー、2016リオデジャネイロオリンピック世界最終予選。日本代表は1勝こそしたものの、その後は連敗、オリンピック出場を逃しました。


第1位【 PK 】

ヨーロッパサッカー、UEFAチャンピオンズリーグ決勝、レアル・マドリードとアトレティコ・マドリードの試合が日本時間29日に行わました。結果はレアルがアトレティコをPK戦の末に下し、通算11回目の優勝を果たしました。



◆チャンピオンズリーグ決勝はPKでの決着

「両ボランチがつぶしあってて、面白い試合だったと思います」(男性)


「印象に残った選手は、やっぱり後半のカラスコがだいぶ効いてたなと思います。ただ同点になったあとにアトレティコはちょっとアグレッシブなプレーができてなかったのかなと思います」(男性)


「PK戦を見てなんですけど、フアンフランは頑張ってたので、彼が失敗して終わってしまうというのはとてもかわいそうだなと思いました。アトレティコが今年は強いなと思っていたので、意外な先制点からの意外な展開かなと思いました」(男性)


「120分戦って、PK戦でレアルが勝つところは、チャンピオンズリーグで10回優勝しているだけはあるなと思うんですけど。PKでグリーズマンが決めていれば、もしかしたらアトレティコが優勝できたんじゃないかなと思います」(男性)






【 PK 】

サッカーの試合において、PK戦は、前後半45分の計90分、さらに延長戦30分でも勝敗がつかないときに行われます。ゴール前、ペナルティーエリア内で、キッカーとゴールキーパーの1対1でシュートを放ちゴール数で勝敗を決めます。



◆「PK戦は心理戦」 速水健朗コメント

現代において、PK戦はほとんど情報勝負。どの選手が、どの方向にボールを蹴るということを統計的に分析されています。キーパーはその情報をもとに、キッカーにプレッシャーをかけるなど、PK戦は心理戦の側面も持っています。


ただ、データが絶対というわけでもありません。そこが面白いところでもあります。チームの監督同士、キッカーの順番を決めるための知恵と度胸の勝負、今回は度胸でレアル・マドリードの監督の勝ちだったようにも思えます。


今回の試合、アトレティコの監督は、試合中のPKを外したグリーズマンを最初のキッカーする大博打に出ました。一度試合中のPKで失敗している、気分が乗っていないという選手を初めに蹴らすことで、縁起が悪い雰囲気を払拭することに成功したと思います。


対して、レアルの監督にも勝負師の一面が見られました。レアルのジダン監督は、試合中に足をつったガレス・ベイルを、PK戦では3番目に起用。試合中に負傷した選手を起用することはあまり考えられません。


PK戦の結果は、試合中に活躍したアトレティコのフアンフランが4番目のPKで失敗。レアルのクリスティアーノ・ロナウドが決勝のPKを決めるというラストで勝負をつけました。


アトレティコのシメオネ監督は、PK戦で失敗したフアンフランについて、次のようにコメントを残しています。「チャンピオンズリーグ1回戦のPSV戦でPKを決めたことに感謝している。決勝の失敗を責めることはできない」


PK戦、男の勝負がただそこにあったのではないかという気がします。



◆PK戦についてのツイート