ビジネスマン、OLのネタ帳になるトピックを、毎日お届け!キャッチアップしておきたいトレンドをランキング形式で紹介しながら、毎日ひとつの話題にフォーカスしていきます。

週末にオススメの映画、ご紹介します!(2016/2/18)

カテゴリー:1113
null

木曜日は、「カルチャー」。


今日は先週末、2月13日(土)と14日(日)の全国映画動員ランキングトップ5をご紹介!



第5位『 Born in the EXILE 〜三代目 J Soul Brothersの奇跡〜 』(公開1週目)

昨年の初単独ドームツアーの舞台裏を中心に、活躍するメンバーたちを追ったドキュメンタリー・ムービー。


第4位『 スター・ウォーズ/フォースの覚醒 』(公開9週目)

ハリウッド映画歴代興行収入ランキング1位となった「スター・ウォーズ」シリーズの最新作はロングヒット上映中。


第3位『 さらば あぶない刑事 』(公開3週目)

80年代の人気テレビドラマ「あぶない刑事」シリーズ。映画として続いてきましたが、シリーズはこれでファイナル。館ひろしさんと柴田恭兵さん演じる「タカ」と「ユージ」最後の活躍は!?


第2位『 信長協奏曲 』(公開4週目)

小栗旬さん主演のテレビドラマの劇場版。戦国時代にタイムスリップした高校生が、自分とそっくりな織田信長に「信長」になるように頼まれて…どうなる!?


第1位『 オデッセイ 』(公開2週目)

リドリー・スコット監督、マット・デイモン主演。火星にひとり残された宇宙飛行士の物語。全世界が見守る中、彼は地球に帰還できるのか…?



以上、先週末の全国映画動員ランキングトップ5でした。
そして今日ピックアップする映画は、最新ランキングでは13位にランクイン!先週金曜日より公開中の映画『スティーブ・ジョブズ』です。


「スティーブ・ジョブズ」という名前、あまりピンと来ない方もいらっしゃるかもしれません。最近ではiPhoneやiPadをつくったAppleの共同創業者のひとり、かつてはMacintoshでIT革命にひと役買いました。
のちにAppleを解雇されますが、CEOとして復帰。その後はiMac、iPod、iPhone、iPadなどを世に送り出しましたが、2011年に56歳という若さで亡くなっています。


映画「スティーブ・ジョブズ」は、本人から依頼されて執筆された、伝記作家ウォルター・アイザックソンのベストセラーが原案。監督は「スラムドッグ$ミリオネア」のダニー・ボイル。そして、ジョブズを演じたマイケル・ファスベンダーは、アカデミー主演男優賞にノミネートされています。
ストーリーは「1984年−Macintosh」「1988年−ジョブズがAppleを解雇されたあとのNeXT Cube」「1998年−Appleに復帰後のiMac」と、ジョブズにとって3つの節目となった発表会と、その舞台裏に焦点が当てられています。
今日はこの映画の見どころについて、映画ライターの内田涼さんにお話を伺いました。


中西:実在した人物の伝記映画。しかも、亡くなったばかりのスティーブ・ジョブズを描いているので、映画として批評・評論するのは少し難しいかと思いますが、内田さんはこの映画をどうご覧になりましたか?


内田:第一印象としては、今までにない伝記映画という印象を持っています。ジョブズ氏が成し遂げた功績や社会をどう変えたか…といったことは、これからも議論の余地がたくさんあると思うんですが、ご本人が複雑な分非常に魅力的な人物なので、映画の主人公としての魅力は充分に備えた方だと思うんですね。その上で、原作をそのまま映像化するのではなく、3つのプレゼンテーションを通して彼を描く、という切り口がとてもユニークだと思います。
ジョブズ氏が生み出したApple製品がそうだったように、ムダを省いてこだわりを追求した、新しい形の伝記映画だと感じました。

中西:3つのプレゼンテーション前の服だったり、会場だったりと、いろんなものが細かく設定されていましたよね。


内田:この映画は「歴史を変えた」と言われる3つのプレゼンテーションの舞台裏を通してジョブズ氏を描こうとしているのですが、3つのパートそれぞれで撮影方法だったり音楽の雰囲気なども全く変えていますので、先ほど“ムダを省いた”とお話ししましたが、同時に3本の映画を観たかのような満足感を得られる映画でもあります。

中西:同じタイトルの映画が2013年に公開されていて、こちらは主演のアシュトン・カッチャーがジョブズ氏にそっくりだと話題になりましたが、今回のマイケル・ファスベンダーもかなり細かいところまで再現されていましたよね。


内田:そうですね。ここ最近、ハリウッドでは伝記映画がブームになっていて、出演者もいかにそっくりに演じるか?というのがひとつの焦点になっているのですが、ジョブズ氏の映画に関しては、アシュトン・カッチャーのバージョンが既に公開されていますので、今回主演を務めたマイケル・ファスベンダーは、また違う次元でいかにジョブズ氏に近づけるか、というアプローチをしているように感じました。


ふたりのハリウッド俳優が演じた「スティーブ・ジョブズ」を見比べてみるのも面白いかもしれませんね。
今日は、先週末の全国映画動員ランキングトップ5と、映画『スティーブ・ジョブズ』の見どころをご紹介しました。