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2017年おせち注文も受けつけ前倒し 企業努力によって続くおせち文化(2016/10/25)

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いま押さえておきたい最新の話題にフォーカス。火曜日は「ビジネストレンド」です。


2016年も残すところ2ヶ月と少し。大手百貨店では早くもお正月の「おせち」の注文受けつけを開始しています。


今回は街ゆく若者たちに「おせち」についてどのように思っているのか意識調査をしてきました。


◆街の声−−「おせち」食べますか?

「おせちは食べます。実家に帰って食べます。季節的なものなので、特にこれというものはありませんが、食べないと正月が来たという感じがしないですね」(男性)


「おせちはあまり好きじゃないかな。家でも普段は出ません。おじいちゃん、おばあちゃんの家では出るので、そこで食べます。栗きんとんは好きですが、あまりなじみがないので普通のオードブルのようになっていたら食べようかなと思います」(女性)


「食べます。小さいころから食べてきたので。黒豆は家で炊いたりしますが、大体は買います。おいしくて、色々あって好きですね」(男性)


「家では出てきますが、食べないです。味が好みじゃないので。洋食っぽくなったら食べられるかな」(女性)



今回、話を聞いた若い人は「おせちを食べない」という方が多くいました。おせち料理を扱う百貨店も需要を促すために、注文の受けつけを前倒しするなど工夫をこらしています。


『Amazonに聞いた おせちの売れ筋トップ3』


インターネットショッピングサイト・Amazonもすでに2017年のおせち料理特集のページを開設。和洋折衷の様々なおせちを取りそろえているAmazon、10月8日週時点のおせちの売れ筋トップ3をご紹介します。



第3位【 小樽きたいち 海鮮おせち 秀峰 】

北海道の海鮮おせち専門店 小樽きいたちの「秀峰」
オマール海老、カニ、貝類などの海の幸が贅沢に使われています。
全52品 お値段 税込み14,990円



第2位【 博多久松 和洋折衷本格料亭おせち 】

福岡博多の仕出し専門店 博多久松。
定番の数の子や伊達巻きだけでなく、「オマール海老のグラタン」「ガトーショコラ」など和洋折衷の47品、若い方にもオススメできる内容になっています。
お値段 税込み15,800円



第1位【 板前魂 おせち 板前魂の極 和洋風三段重 】

「特大」よりもさらに大きい8.5寸の3段重に入った、総重量4キロにもなる圧倒的なボリューム。
板前やシェフなど、各ジャンルの料理のプロが力を集結。何度も試食した上で完成した壮大なスケールのおせちです。
旨味凝縮の高級あわび「福良鮑」など豪華46品。
お値段 税込み 15,800円



◆ワインにあう、キャラクター、おためしなど、工夫をこらしたおせちも

前半にご紹介した若いかたの声のなかには、「煮物など和風の味付けになじみなく苦手」という声もありました。このような意見もふまえて、各メーカーとも若い人も楽しめるような工夫をしているのがランキングからも見て取れます。


今回ご紹介したおせち以外に、「ワインにあう洋風おせち」など、オードブルに近いおせちも人気です。また、ポケモン、ミッキー、ハローキティ、スター・ウォーズなどをモチーフにした「キャラクターおせち」というものもあります。


最近では、500円〜1,500円ほどでおせちを味見することができる「おためしおせち」も人気だそうです。様々な企業努力がいまの若い世代や子どもの心をつかむことができると、日本のおせち文化もしっかり続いていくのではないかという期待も持てます。