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『こんなのあったね!名言アワード2016』 「珍言・名言」部門!(2016/12/16)

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今週のトレンドアイズは、リスナーのあなたの投票で決まる『こんなのあったね!名言アワード2016』をお送りしています。


あなたにとって2016年はどんな年だったでしょうか?世相を映し出す名言の数々で、2016年を振り返っていきます。


金曜日は「珍言・名言」部門。クロノスFacebookページで、今年生まれた、8つの「珍言・名言」をピックアップ。投票で決まったトップ3をご紹介します。
そして、名言ハンター・大山くまおさんの注目する「珍言・名言」部門の言葉も伺います。



金曜日も、映画『君の名は。』にも出演、人気声優でアーティストの花澤香菜さんと、アナウンサーの大橋俊夫さんに名言を読みあげてもらいました。




第3位 「今回の騒動とかけまして、いま東京湾を出ていった船と解く、その心は、『航海(後悔)の真っ最中です』」六代目・三遊亭円楽


第2位 「違法ではないが一部不適切」前東京都知事・舛添要一


第1位 「仕事の半分は『仕方がない』でできている、そして残りの半分は『帰りたい』」『逃げるは恥だが役に立つ』沼田頼綱役・古田新太



第4位以下はこちら「こんなのあったね!名言アワード2016」珍言・迷言部門




◆「珍言名言」部門について、名言ハンターの大山くまおさんと考えていきたいと思います


速水 「珍言・名言」部門のTOP3を聞いてみて、いかがですか?


大山 これまでの月曜日から木曜日、花澤香菜さんが何を読むのかは、大体、予想は付いていました。しかし、「珍言・名言」部門は全く予想できませんでした。まさか、古田新太さんの「仕事の半分は『仕方がない』でできている」、そして残りの半分は『帰りたい』」を花澤香菜さんに読んでいただけるなんて思っていませんでした。


速水 やっぱり、不倫の言い訳を読ませるわけにはいかないんですよ。(笑)


大山 逃げ恥は、すごいなと。シナリオも台詞もとても良く、この言葉は珍言というより名言に近いと思います。


速水 ドラマの中で扱われてる「労働」の場面で出てきた言葉ですけど、実社会における「労働」でも当てはまる、大きい言葉ではないかと思います。


大山 そうですね。「帰りたい」という言葉なので、長時間労働が当然絡んでいるわけですよ。


速水 そうなんですよ、いろいろありました。

◆同じ不倫でも対応の仕方で…

大山 そして、3位の円楽さんの言葉。今年は、たくさん不倫のスキャンダルがありました。その中で、対応がとても褒められている言葉ではあるんですが、ちょっと洒落をきかせて、なんとなく煙に巻いた感じがあります…。


速水 煙に巻くってちょろちょろっとごまかすという意味ですけど、ここではキリッと言い切ってますからね。


大山 あと円楽さんがすごいのは、奥さんの話をしたところです。円楽さん自身が「身から出た錆」だと落ち込んでいたら、「錆も味になるのよ」と返した。という話なんですけど。それを円楽さんが自分で言っちゃうところが円楽さんのすごいところでもあると思います。


速水 確かに!


高橋 奥さんが言うから良い言葉なのにね。(笑)


速水 本当に言ってるかどうかも、わからないと言えばわからない。(笑)


大山 ただ、円楽さんと奥さんが2人で、夫婦としてお互いの事を考えた時に、ここで揉めるよりも、こういう言葉をかけた方が、火消しになると判断したのかも知れないですね。


大山 実は、すごい綿密に考えられているかも知れない?


大山 綿密に考えられてた構成が出来ていた会見だったと思います。



◆功績よりも迷言が残る

大山 2位の舛添さんの言葉は、これはもう典型的な迷言です。とんちんかんな言葉。昔の政治家は、のらりくらり逃げてた部分があったんですけど、今はもう通用しないと思います。


速水 いやでも、逆に、舛添さんが何を言ったか、何をやったかは全く忘れちゃったじゃないですか。この言葉だけでも残って良かったと思った方が良いんじゃないかなと、舛添さん。(笑)

◆大山さんが選んだ珍言・名言


高橋 では、ここで、大山さんが選んだ、珍言名言を伺いたいと思います。

大山 はい、こちらです。

「いい人とだけ付き合っているだけでは選挙落ちちゃうんですね」前経済財政担当大臣・甘利明

大山 これも政治家の言葉です。これも花澤さんに読んでもらえるとは思いませんでした。


高橋 良い言葉に聞こえちゃいますね。


速水 そういう事じゃないでしょ。


大山・速水・高橋 (笑)



大山 多額の現金供与を受けていたのではないかと報じられたときの甘利明経済財政担当大臣の辞任会見の時に出た言葉です。この言葉、とんでもない本音だと思うんですよ。


速水 これはもう本音ですよね?


大山 そうです、とんでもなく本音で、ここまであからさまなことを言ってしまうと、身も蓋もない。この言葉、もっと問題になると思っていたんですけど、そこまで問題になりませんでした。ただこうやって、むき出しの本音が出てきてしまう時代になってきたんだなと…。


速水 トランプさんが当選する今年ならではの言葉と言いますか、でも、みんな流してしまうのも良くないですよ。


大山 そうですね、これは覚えておいて欲しいです。こういう発言をしてしまう政治家がいらしゃったということだけでも覚えておいても良いんじゃないかなと思います。




『こんなのあったね!名言アワード2016』「珍言・名言」部門でした。