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鶴田真由さんが導くエルサレムへの旅(2017/6/22)

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木曜日は「カルチャー」。


今日はまず、全国書店ネットワーク「e-hon(いい、本)」の
6月21日付「ノンフィクション・教養のランキング ベスト3」をご紹介します。



第3位 『 いつか別れる。でもそれは今日ではない 』F(KADOKAWA)

第2位 『 あるかしら書店 』ヨシタケシンスケ(ポプラ社)

第1位 『 今こそ、韓国に謝ろう 』百田尚樹(飛鳥新社)


以上、「e-hon」の6月21日付「ノンフィクション・教養のランキング ベスト3」でした。
そして今日は、幻冬舎から旅と歴史のエッセイ「神社めぐりをしていたらエルサレムに立っていた」を出された、女優の鶴田真由さんにスタジオにお越し頂きました。



中西:こちらの本、出雲観光大使を務める僕もとても気になるんですが、その前に前作の「ニッポン西遊記 古事記編」こちらについてもご紹介いただけますか。


鶴田:こちらは「古事記」を読み解きながら、日本を旅してみよう…というところからスタートしていて、その旅をしていくうちにそれぞれの裏にある大きな物語みたいなものが見えてきて、それをエッセイにまとめました。

中西:そして、今回の本。どうして神社めぐりをしていたら、エルサレムに立っていたんですか?


鶴田:「古事記」の旅をしている中で、度々“エルサレム”という言葉を耳にする機会があって、なんでエルサレムなんだとずっと思っていたんです。それで、そこに意識を持っていったら色々な情報が集まってきまして、気がついたらエルサレムに立っていた、という話なんですけれど(笑)例えばですね、伊勢神宮にある灯籠にユダヤのマークである六芒星が描かれているとか、剣山には“失われたアーク”といって、ユダヤ教のご神器を運んでいた御輿のようなものが隠されているのではないか、といった雑誌「ムー」に出てきそうなエピソードをたどっていくと、「なんか、そうなのかも…。そうだとは言い切れないけれど、そうだったら楽しいかな。」という風に繋がっていった感じですね。

中西:日本とユダヤの繋がりを神社の中に見つけて、それを回られたということなんですね。


鶴田:もともとは、古代にイスラエルを追われたユダヤの民が、シルクロードを渡って何代にも渡って移り住んでいって、その一部が日本に流れ込んできて、それが神道の礎を作ったのではないかという話があって、実はそこに一番食いついていて。すごく夢があるじゃないですか。国境もなく、今よりもグローバルに人が行き来していて、その民族の移動と共に文化と文化が混ざり合って、それが一番東の日本までやって来たのかもしれない、というところにまずは一番ウキウキしましたね。

中西:で、鶴田さんは逆に東からエルサレムに向かった訳じゃないですか。実際にエルサレムに立ってみた感想はどうでしたか?


鶴田:思ったよりも“さわやか”だった!色々と争いが絶えない場所ですので、ちょっと重い感じがするのかと思っていましたが、実際は「こんなにカラッとしていて、気持ちの良い風が吹いているところなんだ」と思いました。

中西:この本から、どういうところを読み解いて欲しいですか。


鶴田:一緒に古代史を旅してもらえればいいかな、と。エルサレムまで導かれている様子が描かれているので、読みながら一緒に旅をしていただけたらと思っています。

鶴田真由さんのエッセイ「神社めぐりをしていたらエルサレムに立っていた」は幻冬舎より本体価格1,300円で好評発売中です!