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エル上田さんオススメのタレント本はこれ!(2018/8/30)

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木曜日は、「カルチャー」。


夏休み中の中西キャプテンに代わって、
ザック生馬さんと一緒に番組を盛り上げてくださった
お笑いコンビ「エル・カブキ」のツッコミ担当、エル上田さん。
エル上田さんは家に本が1000冊以上あるという読書家!
その中でもいわゆる“タレント本”を集めている
…ということで、今日はこちらのランキングをお届けしました。
【 エル上田おすすめ、心を揺さぶるタレント本 トップ3 】



第3位 江原啓之著『 江原啓之物語 』

上田さん:こちらはスピリチュアル・カウンセラーとしても知られる江原啓之さんの自伝的作品で、中身はマンガになっているんですけれど、特筆すべきは表紙なんですね。江原啓之さんの正面からのドアップなカラー写真が表紙に使われているんですが、裏表紙はまさかの江原さんの後頭部のアップなんです。電車で読むとだいぶ恥ずかしい本になっていまして「なんか俺、やたら注目を集めるなぁ!」と思っていると、これが意外とオーラを集めていた、というそんな本になっています。


第2位 神取忍著『 神話 』

上田さん:こちらは「神話」と書いて「かんわ」と読むんですけれど、こちらもまさかの表紙は神取忍さんのアップで、裏表紙が神取さんの後頭部、という。この2冊を揃えたときに「俺は何かをコンプリートしたぞ!」という気分になりましたね。で、この本の中に出てくるんですけれど、神取忍さんはずっと柔道をやっていたんですが、プロレスラーとしてデビューしたきっかけが「友達に履歴書を勝手に送られていた」という、アイドルのようなデビューの仕方で、それが印象的でしたね。


第1位 水道橋博士著『 藝人春秋 』

上田さん:この本は、水道橋博士さんが約20人の著名人のことをまとめていく本でして、普通、芸能人の方が出版するタレント本は自分のことをどんどん書いていくんですが、水道橋博士は自分のことを「芸能界に潜入したルポライターだ」とおっしゃっていて、自分と同業の方のことも取り上げちゃうんです。そのときに博士さんがおっしゃっているのが「シーザーを知るのにシーザーになる必要はない」とおっしゃっているんです。つまり、自分はテレビで自分の冠番組を持つようなところを目指していたけれど、自分の本当の気質は、人を見てその人の良さをどんどん書いていくようなところにあるんじゃないかとおっしゃっているんですね。これを読んだときに、なんだかすごくおこがましいんですけれど、自分もまだ芸人を続けていて良いんじゃないか、こういう形もあるんだとすごく勇気をもらった一冊ですね。


ザックさん:上田さんは水道橋博士さんとトークショーも行っているんですよね。


上田さん:そうなんですよ!水道橋博士さんはたぶん、日本で一番誤解されている人なんです。信じられない方もいらっしゃるかもしれませんが、ものすごく優しいんですよ。僕の周りにいる信頼できるスタッフさんでも「あまり深く関わらない方が良いんじゃないか」とおっしゃる方もいるんですが、僕がそれを博士に伝えたら、博士はそのことをものすごく笑ってくれて「俺は炎上師匠だから」って、そんな風におっしゃってくださる素晴らしい先輩ですね。僕は博士のトークショーとかも観に行くことがあるんですが、僕だけが手を叩いて笑っている時間が結構ある、というね(笑)でも、見方を変えたらこんなに面白い人はいないんですよ。で、もともと僕が博士のファンで本も読んでいたのに、あるとき僕らがやっているYouTubeを博士が見つけてくれて、自分が好きだった人が「すごい面白い」って言ってくれたのがすごい嬉しかったですね。


ザックさん:上田さんはなぜタレント本を集めているのでしょう?


上田さん:漫才の形で、ひとりのタレントさんを掘り下げて、その人の情報をひたすら紹介する、というのを以前やっていたんです。そのときに、自分の中での“礼儀”として、ひとりに対して1冊は本を読んでからイジろう、と決めたんです。これはプロ・インタビュアーの吉田豪さんがおっしゃっている方式なんですが、僕はこれを「吉田豪漫才」と呼んでいます。


ザックさん:とにかくリサーチをとことんして、より深く突っ込めるように…ということなんですね。


上田さん:そうなんです。なのでタレント本を集めすぎて、最近はちょっとアタマが疲れちゃいまして、あまり集めなくなりましたが…。