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番組が選んだ今週の「ウィークリーパーソン」は…(2011/7/22)

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金曜日は、ジャンルを問わず、感動や"驚き"を与えた人物に注目する
「ウィークリーパーソン」!


今週は、この4人をピックアップしました。


■サッカー女子W杯、なでしこJAPANを世界一に導いた…佐々木則夫監督
■大相撲、史上最多白星を更新し、土俵に別れを告げた…名大関・魁皇
■個性派俳優、新作の公開を見届け、永眠…原田芳雄
■待ちに待った500号ホームランがようやく出ました…アスレチックス・松井秀喜


facebookの皆さんの投票では、佐々木則夫監督がダントツの1位なんですが、
今週、中西哲生さんが注目したのは、やっぱり!


なでしこJAPAN、佐々木則夫監督

中西:W杯に臨む時、「優勝」「頂点」という言葉を口にしたのは、今回が初めてですか?
佐々木監督:2年前、総合的にキャンプをやった時に、澤を中心に私たちの目指すというところで決めた目標です。
それを我々コーチ陣は導くのが仕事になるので、彼女たちの思いを良い結果に結びつけようというところがありますね。


W杯に臨む直前に聞いた、佐々木則夫監督の言葉です。
『選手に考えさせ、意見を尊重し、伸ばす』というところが、監督のスタイルですね。
目標を達成して、世界一となった佐々木監督ですが、プレイヤーとしても実績を残しています。


小2でサッカーを始め、帝京高校3年の時に、主将としてインターハイ優勝。
33歳で現役引退後は、指導者の道に進んでいます。
2006年から日本女子代表コーチ及び、U−20日本女子代表監督を務め、2007年から女性代表監督になっています。
そこからの活躍はご存知の通り、北京五輪でベスト4、今回のW杯でついに頂点に立ちました。


中西さんは、佐々木監督の素晴らしさについて…
「いろんなところで取り上げられていますが、佐々木監督の素晴らしさは、“女子力”をうまく引き出す力だと思いますね。
今回もいろんなところで手腕が発揮されましが、僕が印象的だったのは、
彼女たちに東日本大震災の東北の映像を試合前に行く前に見せて、こういった方々の思いをすべて酌んで戦って、
スウェーデン戦の前には、復興に立ち向かう方々の映像を見せて、このパワーを見れば、我々は何でもできるんだと。
今、日本の方々に勇気を与えるために、我々は頑張らないといけないんだということを、
選手たちにしっかりと注入した気持ちの部分というのは、何事にも代え難いものがあると思います。」


そして、ドイツ出発前、佐々木監督はこんなこともおっしゃっていました。


佐々木監督:少女のサッカーは大変ですからね。そんなにメジャーじゃないので、
コツコツと選手を育て上げて、最後に私の選手として預けて頂いているので、
結果として見て貰う。それがさらに底辺に広がる…というのが大きな事になりますので。
選手たちも、今サッカーをやろうとしている子どもたちに、「私たちを目指して欲しい」という思いを常に胸に
秘めて練習や大会に臨んでいますから、是非なでしこの試合を見て、“サッカーをやろう”“ボールを蹴ろう”
という気持ちに一人でもなってもらえれば、私たちの仕事としてはOKかなと。


9月1日からは次の目標、ロンドン五輪の予選もスタートします。
選手の長所を引き出しながら、また頂点を目指して頑張って欲しいですね。
今週末24日からは、なでしこリーグが再開されるということで、皆さん、試合に足を運んで欲しいと思います。