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番組が選んだ今週の「ウィークリーパーソン」は…(2012/4/6)

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金曜日は、番組がその週で最も注目した人物にフォーカスする「ウィークリーパーソン」!
ジャンルを問わず、"感動"や"驚き"を与えた人物に注目します。


今週は、この4組をピックアップしました。
■春の選抜で大阪桐蔭を初優勝に導いた“なにわのダルビッシュ”こと、藤浪晋太郎!
■日本新記録で4大会連続の五輪出場を決めた、水泳の北島康介!
■ミスユニバースジャパンで代表に選出された仙台市出身の美女、原綾子!
■3戦連発で今季12点目!プレミア移籍も噂される、ドルトムント・香川真司!


Facebookページの皆さんの投票では、ダントツで北島康介選手となっています。
中西哲生が今週注目したのは…


北島康介!

競泳、ロンドンオリンピック代表選考会を兼ねた日本選手権。
男子100メートル平泳ぎで、北島康介は58秒90の日本新記録で優勝。
競泳の日本勢としては初めて4大会連続出場を決めています。
この日、スタートから攻めの泳ぎで抜け出し、
まさにオリンピック本番を見据えたレース運びで、
世界記録に0秒32まで迫っての堂々の勝利でした。
この勝利に何度もガッツポーズをして、喜びを表現した北島はこう語っています。


『オリンピックに行くのが当たり前と言われる中で、高い意識でトレーニングしてこれた。
そういった意味で、100メートルでこの成績が出たということに納得しているし、
今のところ満足している。
記録だけで見たら自分より早い選手はたくさんいる。
じゃあどこで自分の良さを出していくかっていうのは、これから考えていきたい。
ここで58秒出たのは大きな自信になったと思うので、
100メートルを終えた時点で、ますますオリンピックが楽しみになったと思います。』


北島選手はオリンピック2大会連続金メダルなんですが、
どちらかといえば、200メートルの方が得意です。
100メートルの方で58秒台で勝ったというのは、すごい自信になっていると思います。
ただ、ここまでの調整過程は、決して楽なものでは無かったはずです。
去年の夏、3年ぶりの世界大会となった世界選手権の100メートルで、
ライバルのダーレオーエンに完敗。4位でした。
国内でも、若手の立石諒選手に短水路の日本記録を破られています。


ただ、北島康介選手、とにかくオリンピックの年に強いんです。
これが北島選手の強さですよ。
オリンピックになると根拠のない強さがわいてくると本人も言っています。
ピーキングのうまさ、ピークを持って行く強さは天才的ですね。
水泳のオリンピックに向けての日本予選というのは一発勝負なんですよ。
ここで結果を出して、さらに4ヶ月後の本番でもう一度結果を出さないと…
1年の中にピークを2回持ってこないといけないわけです。
これを成し遂げられるのは北島選手のすごいところですからね。
ぜひオリンピックイヤーの北島康介選手に注目してほしいと思います。


僕、これを聞いて、とてもうれしい気持ちになったんですけど、
レース後、北島選手は記者団の質問に答えていたんですが、
「オリンピックの見どころはどこですか?」という質問に、
「オレです」とひとこと言ったそうです。