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最も常軌を逸してしまった続編映画 トップ5(2012/5/24)

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木曜日は、「カルチャー」。


今日は、イギリスの映画雑誌『トータル・フィルム』が発表した
「15 Most OTT Movie Sequels」(“OTT”は「Over-The-Top」の略語)
『最も常軌を逸してしまった続編映画 トップ5』をご紹介します。



第5位『エイリアン2』(1986年) 監督:ジェームズ・キャメロン

第4位『ターミネーター2』(1991年) 監督:ジェームズ・キャメロン

第3位『マトリックス リローデッド』(2003年) 監督:ラリー&アンディ・ウォシャウスキー

第2位『死霊のはらわた2』(1987年) 監督:サム・ライミ

第1位『ランボー/怒りの脱出』(1985年) 監督:ジョージ・P・コスマトス


第1位となったのは、シルベスター・スタローン主演の『ランボー/怒りの脱出』。
こちらはシリーズの2作目となる作品ですが、シリーズの1作目で描かれたのは“ベトナム帰還兵の悲しみ”。
まず、1作目のあらすじを簡単にご紹介しますと…
ベトナムで国のために命をかけて戦ったランボー。しかし、帰国した彼に浴びせられたのは反戦デモの声でした。
彼は駐車場の職員にすら雇ってもらえず、警察官からは顔つきや身なりから街を出ろと命じられます。
それに反抗すると警察署に連行され、暴行まがいの取り調べを受けるランボー。
そのとき、ベトナムで拷問を受けた記憶がよみがえり、彼は警察官を叩きのめして山へと逃走。
追ってくる警察や軍とのたったひとりの戦いが始まったのです。


この1作目には、ディヴィッド・マレルの『一人だけの軍隊』という原作がありましたが、
2作目はそのヒットを受けて作られたオリジナルのストーリーなのだそうです。
1作目の公開後、多くのベトナム帰還兵からスタローン宛にファンレターが届き、その中に
「捕虜を題材にした続編を」という依頼があったのだそうで、
スタローンは2作目を捕虜救出のストーリーにします。結果、2作目はアクション映画となり
向かってくる人を、ただランボーが派手にバンバン殺すだけの映画に…。
そして1985年度のラジー賞では、「最低作品賞」「最低主演男優賞」
「最低脚本賞」「最低主題歌賞」という、不名誉な4冠に輝いています。
『トータル・フィルム』は「ランボーの1作目にはベトナム戦争への批判や皮肉があったが、
2作目でランボーは血に飢えた戦争兵器になってしまった。」と評しています。
しかしながらこの作品は、公開されるや世界各地で大ヒットし
本国アメリカでは、1985年の興行収入2位を記録しています。


ちなみに、6位から15位までは次の通り。


●第6位『スパイダーマン3』

●第7位『アドレナリン:ハイ・ボルテージ』

●第8位『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』

●第9位『ブレイド2』

●第10位『ハングオーバー!!史上最悪の二日酔い、国境を越える』

●第11位『バッドボーイズ2バッド』

●第12位『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2』

●第13位『ソウ2』

●第14位『トランスフォーマー/リベンジ』

●第15位『ピラニア リターンズ』

中西さんはこの結果を受けて「基本的に、1作目で全て完結している作品で続編を作るのは
難しいですよね。でも、違った視点で見るとまた面白い部分もありますし、2作目はイマイチでも
3作目は面白かった、っていうのもありますしね。そういう見方をするのも楽しいと思います。」
とおっしゃっていました。この週末にシリーズ物をまとめて鑑賞してみるのはいかがでしょう?
今日は『最も常軌を逸してしまった続編映画 トップ5』をご紹介しました。