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番組が選んだ今週の「ウィークリーパーソン」は…(2012/6/15)

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金曜日は、番組がその週で最も注目した人物にフォーカスする「ウィークリーパーソン」!
ジャンルを問わず、"感動"や"驚き"を与えた人物に注目します。


今週は、この4組をピックアップしました。
■2得点の活躍で開催国ウクライナをヨーロッパ選手権・初勝利に導いた
 アンドリー・シェフチェンコ!
■全仏オープンを制し、女子で史上10人目の生涯グランドスラムを達成した
 マリア・シャラポワ!
■漫画「タッチ」の26年後を描いた続編「MIX」が大好評!あだち充!
■お相手は2歳年下のお医者さん!3度目の結婚を発表した松田聖子!


Facebookページの皆さんの投票では、
1位はあだち充、2位はマリア・シャラポワとなっていますが、
中西哲生が今週注目したのは…


マリア・シャラポワ

現地6月9日、パリ郊外のローランギャロスで行われたテニス4大大会のひとつ、
全仏オープン・女子シングルス決勝!
マリア・シャラポワがイタリアのサラ・エラニをストレートで破って、初優勝を果たしました。
シャラポワはこれで2004年、17歳で出場したウィンブルドン=全英オープン、
2006年の全米オープン、2008年の全豪オープンに続いて、この全仏オープンを制したことで、
史上10人目の【生涯グランドスラム】を達成しています。


この優勝の感想を聞かれたシャラポワは、「長い道のりだった」と話しています。
その言葉通り、ここ3〜4年の彼女は、ケガに泣かされてきました。
2008年、全豪オープンを制した後、右肩を手術して、この年のウィンブルドンでは
2回戦で格下の選手に敗れ、北京オリンピックの出場も逃しています。
18歳で世界ランク1位になったんですが、126位までに転落…。
まさにどん底を味わっています。

しかし、腐ることなく、少しずつ本来の力強いテニスを取り戻し、
今回再び4大大会のセンターコートに戻ってきました。


ただし、今回の全仏オープンのローランギャロスは、ご存じの通り、
シャラポワが大の苦手としている「赤土」のコートなんですよね。
赤土での動きの鈍さから、「まるで氷の上の牛のようだ」と酷評されたこともありました。


この優勝、復活の影には、実は日本人トレーナーの存在がありました。
その人が中村豊トレーナーです。
中村さんはフィジカルトレーナーとして、錦織圭をはじめ、多くの選手を指導してきた人物です。
シャラポワは、去年から中村さんのもとでフットワークの強化につとめ、その結果、
動きの悪かった「赤土のコートでのフットワーク」に磨きをかけて、苦手を克服しました。
そして、ついに栄光を掴みました。


シャラポワは「生涯グランドスラム」の栄誉のほかに、最新の世界ランキングでも1位に復活しています。
さらには、ロンドンオリンピックのロシアの旗手候補になっています。
ランキング126位からの奇跡的な復活劇…。
華やかなルックスの奥に秘められた、強靱な精神力に敬意を払いたいと思います。


テニス選手にとって、肩はある意味、生命線ですからね。
右肩を手術して見事に復活ということで、本当におめでとうございます。