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番組が選んだ今週の「ウィークリーパーソン」は…(2012/8/17)

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金曜日は、番組がその週で最も注目した人物にフォーカスする「ウィークリーパーソン」!
ジャンルを問わず、"感動"や"驚き"を与えた人物に注目します。


今週は、この4組をピックアップしました。
■夏の甲子園2試合で41奪三振!神奈川・桐光学園の左腕エース、松井裕樹!
■“ボールが飛ばなくなったから”きっぱりと引退を表明したスラッガー
 福岡ソフトバンクホークス・小久保裕紀!
■2位に8打差をつけ、メジャー最終戦・全米プロを制した23歳、ロリー・マキロイ!
■ハンバー、ケーンに続く今季三人目。
 レイズ戦で完全試合を達成した、マリナーズ・ヘルナンデス!


facebookページでの皆さんの投票は、1位が小久保選手、2位が松井選手となっていますが、
今週、中西さんが注目したのは…


神奈川の“ドクターK”松井裕樹!

夏の甲子園で全国最激戦区の神奈川県代表となった、桐光学園の2年生エース・松井裕樹。
昨年も1年生ながら地区大会で活躍。決勝で横浜に敗れ、残念ながら甲子園出場は
果たせませんでしたが、プロ注目の逸材として注目を集めました。
そして、甲子園初出場となった初戦の今治西との試合で、いきなり22奪三振の快投!
被安打2で完封勝利。続いての強豪・常総学院との一戦は、6安打を許して5点を取られますが
19奪三振、2試合合わせて41奪三振というとんでもない数字を記録しました。
1試合22奪三振はもちろん大会新記録で、さらに6回からの10連続奪三振も大会新記録です。


松井選手は小学校2年生で野球を始め、中学時代には全国優勝も経験。身長は現在174cmと
ピッチャーにしては小柄なほうですが、ダイナミックなフォームで直球は140キロ台後半。
そして切れ味するどいスライダー!実際、対戦相手のコメントを聞くと
「まっすぐかと思って振りにいったらボールが消えていた。」
「高めのボール球かと思ったらワンバウンドだった。」さらに、相手捕手には
「自分だったらあのスライダーは捕れないと思う。」とまで言われるほど。


ただしダイナミックなあまり、投げ終わった後に身体が流れるクセがあり
また、常総に5点を取られたように甘い球も多く、まだスキがあるようです。
しかし、これに関しても、松井本人は周囲の大騒ぎとは対照的にとても落ち着いていて
「三振の数は数えていないです。感動もないです。もっと上を目指すには、
 内容を良くしていかないといけない。今日は全然良くなかったです。」と話しています。
中西さんは「こうした考え方がさらに彼を大きく成長させるはずですし、また成長した姿を
見たいと思わせてくれるピッチャーです。」とおっしゃっていました。


松井選手の桐光学園、次の対戦は日曜日の沖縄代表・浦添商業戦です。
果たして今度はどんなピッチングを見せてくれるのでしょうか。
今週の「ウィークリーパーソン」は、桐光学園の松井裕樹選手に注目しました。