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文庫本セールスランキング トップ5(2013/8/15)

カテゴリー:1113
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木曜日は、「カルチャー」。


今日は、丸善 丸の内本店の
文庫本セールスランキングをご紹介!



第5位『 小説ヤマト運輸 』高杉良

第4位『 清須会議 』三谷幸喜

第3位『 俺たち花のバブル組 』池井戸潤

第2位『 俺たちバブル入行組 』池井戸潤

第1位『 毎日が自分との戦い 』金川千尋


いま、どこの書店でも文庫本が飛ぶように売れているのが、
2位と3位にランクインした、池井戸潤さんによる大手銀行を舞台にした企業小説で
現在放送中のドラマ『半沢直樹』の原作本です。


堺雅人さん主演のドラマ『半沢直樹』は、これまで5話を放送。第1話以降
視聴率は上がり続けていて、8月11日に放送された第5話では29.0%を記録しました。


「日曜の夜といえばJ2でしょう。」とおっしゃる中西さんを含め
まだこのドラマを観たことがない!という皆さんの中にも、話題になっているので
気になっているんだけれど、何となく人に聞くのも…という方もいらっしゃるでしょう。
そこで今日は、テレビドラマ評論家の木村隆志さんにドラマ
『半沢直樹』の面白さをこっそりと教えていただきました。


まず、このストーリーはバブル時代のエリートサラリーマンの象徴だった銀行員が
主人公のドラマで、主人公の半沢直樹が上司や取引企業、金融庁らの理不尽な仕打ちに
真っ向から立ち向かい、それを打ち破っていく「痛快活劇」のようなドラマです。
前回まで放送されていた第1部では、半沢直樹が支店長の命令で無理に融資の貸付を
させられた会社が倒産してしまい、自身の左遷を回避すべく、また、自分を陥れた
支店長に「10倍返し」すべく、5億円の債権回収に奔走するというストーリーでした。

なぜ、この作品がこんなに人気になっているのか?サラリーマンの皆さんは
誰でも仕事で理不尽な思いをしたことがあると思いますが、日曜日の夜に
「よくぞ言ってくれた!明日からまた頑張ろう!」と気分爽快になるか、あるいは
「いやいや、それは無理だよ!」と突っ込みながら楽しんでいる作品だと思います。
また、テレビを見ながら同時にPCも立ち上げて、SNSでつぶやきながらドラマを見る
…という視聴の形が出来上がっていて、分かりやすい勧善懲悪な形のストーリーなので
実際に一緒に見ている訳ではないが、ツッコミを含めみんなで一緒に盛り上がって
スカッとしたい、という楽しみ方もあると思いますね。

原作は、ビジネス小説の第一人者・池井戸潤さん。池井戸さんは元銀行マンで
その実体験を活かしたストーリーを『半沢直樹シリーズ』で描きました。
バブル期という設定も、実際に池井戸さんが入行した頃なのだそうで、池井戸さんは
世のサラリーマンに向け「出来ないことをやってくれ、というメッセージが
込められているので、真似はしないように!」と、ことあるごとに忠告しています。
「真似したら即左遷」だそうです…。

翌々週から第二部が始まりますが、まだ見たことのない人でも
その前に総集編も放送されるでしょうし、オンデマンドでも見られますので、
まずは見て欲しいですね。銀行を描いた作品だと思うと重く捉えがちですが
アタマを空っぽにして楽しめる作品。正義が悪をやっつける…という分かりやすい
ドラマなので、まだ見たことのない方も、一度ぜひ見て下さい!

どうですか?あなたも『半沢直樹』の魅力にハマってみたくなったのでは??


今日は『文庫本セールスランキング』をご紹介しました。