ニッポンの未来を元気にする「農業応援プログラム」 あぐりずむ WEEKEND

収穫の様子
稲刈りの様子
農作業の様子

On air Report

今回は静岡県東伊豆町。
海と山を同時に眺めるこの東伊豆の段々畑でニューサマーオレンジを生産する白鳥農園の白鳥達巳さんにお話を伺いました。

突然ですが、ニューサマーオレンジって聞いたことありますか?
黄色い柑橘類で、4月ごろに収穫される果物なのですが、呼び名は地域によって、日向夏、土佐小夏、と行った呼び名もあるそうなんです。
温州みかんとは収穫の季節も違えば、味もまた違う、爽やかな柑橘だそうです。
実は、歴史も古く、大正初期、上野の大正博覧会で日向夏を見た生産者が河津町で栽培を始めたのが始まりということでした。とても歴史ある果物なんですね。

斜面の段々畑で、海からの日光の反射、そして斜面ならではの水はけの良さから、ニューサマーオレンジの栽培にぴったりなんだとか。

そんなこの果物、果肉は爽やかだけど白いわたの部分を一緒に食べると甘さが出てくる、とっても不思議な美味しい果物だということです。
なんだか、食べてみたくなってきました!

そして、お祖父様の時から栽培をニューサマーオレンジの生産を始めた白鳥農園にはオリジナルの白鳥日向という品種もあり、受粉の時に使っているそうなんです。こういう使い方もあるんですね。

このニューサマーオレンジ、加工品もたくさんあるんです。
ジュースやジャム・ゼリーだけでなく、ポテトチップスやビールも!
どれも爽やかな柑橘の味がするそうです。気になった方、ぜひチェックです。

農地を開拓した、お祖父様から言われた、「勉強することも大事だが、忍耐力を持って仕事をし続けることが大事だ」という言葉を胸に農業を営む白鳥さん、今後は、まだ全国的には有名ではないニューサマーオレンジを有名にしていきたい、と語っていました。

ぜひ、爽やかさと甘さが際立つ白いわたと一緒に、ニューサマーオレンジを食べてみましょう!
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