ニッポンの未来を元気にする「農業応援プログラム」 あぐりずむ WEEKEND

収穫の様子
稲刈りの様子
農作業の様子

On air Report

今回ご紹介するのは、兵庫県丹波篠山です!
ここで丹波篠山山の芋を生産している三原宏明さんにお話を伺いました。

この丹波篠山で作られているこの「丹波篠山山の芋」。皆さんご存知ですか?
とろろでおなじみの山芋に似ているのですが、もともとは「つくね芋」と「自然薯」を掛け合わせた品種で、丸くて粘りの濃いお芋なんです。大人の握りこぶしくらいの大きさで、結構大きいのも特徴です。
(写真左のKiss FM KOBEサウンドクルー 中野耕史さん、右の三原宏明さんが手に持ってますが、とても大きいのがわかりますよね?)

気になる味は、三原さん曰く「出汁とよくあう」味。生でもワサビともあうし、すりおろすだけでなく牡丹鍋に入れたり最近ではイタリアンに取り入れたりと、いろんな楽しみ方ができるそうです。
実際に中野さんが試食してみましたが、食感がザックザクと音がするくらい実がぎっしりしていました。川瀬さんも試食の音を聞いて思わず、「うらやましい!!」と本音がポロリ。
三原さんが「粘りが強いので受験生にも願掛けとして勧めたい」と言っていました確かに、勝負事には粘りが大事ですよね!

ここ丹波、昔は湖の底だったと言われている盆地で、湿度が高く空気も綺麗なところが山の芋の栽培に適していると三原さんが教えてくれました。

そんな三原さん、山の芋を作り始めて4年目になるそうですが、それまではなんと、美術教師をされていたそうなんです。
工芸を専攻していた三原さん。転職を考えていた際に「やっぱり何かを作る仕事がしたい」と思い、丹波の実家でお祖父さまが作っていた種芋から山の芋を作ることを決めたのでした。美術品は目で味わう、食べ物は口で味わう同じ「ものづくり」だと言っていた三原さん。工芸と同じ思いで望んでいるんですね。
また丹波という場所での農業については、同世代の横のつながり、ベテランの方からのアドバイスなどいろんな人と繋がりながらたくさんの知識を蓄えられるのでとてもいい、と感じているとのことでした。

そして三原さんの将来の夢は、「まだまだ目の前のことで必死だけれども、農業を続けている中で、家族が楽しくしている環境を保ち続けること」だそうです。
そうすることで人に楽しい・美味しいと思ってもらえる生産者になれるから、とも語ってくれました。

誰かを喜ばせようという気持ち、大切ですよね。
三原さん、どうもありがとうございました!


来年も「あぐりずむWEEKEND」をよろしくお願いします!
みなさん、よいお年を〜!!
Agrifuture 電子Bookへ