ニッポンの未来を元気にする「農業応援プログラム」 あぐりずむ WEEKEND

収穫の様子
稲刈りの様子
農作業の様子

On air Report

今日ピックアップするのは、愛媛県八幡浜市。

愛媛といったら、そう、みかんです!

今日は温州みかん生産者のJAにしうわ、西宇和青壮年同志会会長の玉井真吾さんにお話伺います。

西宇和青壮年同志会とは・・
日本一細長い佐田岬半島にある、温州みかんや、デコポン・清見などの中晩柑を栽培している若手の柑橘農家の集まり。ここの会長さんなんですね!

愛媛へ先日の西日本豪雨でも被害を受けた地域の一つですが、ここでも約400mmの雨量が観測されて、みかん園地の斜面の崩壊や冠水、防除用のスプリンクラーの破損など大きな被害があったそうです。

もともと、八幡浜市は愛媛の中でも農業生産額のほとんどが温州みかんなどの柑橘で、温暖な気候、適度な雨量、“三つの太陽“のおかげで生産が大きいと玉井さんは話します。

三つの太陽?いったいなんでしょうか。
それは、お天道様、海からの反射光、石垣から反射する輻射熱の3つ。自然のパワーに溢れている地域なんですね。

玉井さんは農家を始めて今年で17年目。
温州みかんのほか、デコポン、清見などを栽培していて、毎日コツコツみかん山に行って作物に愛情を注いでいます。

そんなみかん栽培ですが、夏の暑い時期に摘果や、木の下に白いシートを敷いて糖度を上げる作業がとっても大変!今年は特に猛暑でしたもんね。

八幡浜のみかんの旬はこれから。
温州みかんが11月〜12月、伊予柑・デコポン・清見などの中晩柑は1月〜4月とされています。

玉井さんが会長を務める西宇和青壮年同志会では、有志で「みかんせい」というチームを結成してPRもしているそうです。

ガチャポンに入った「みかんガチャ」や、缶・ボトルに入れたみかんを販売しています。
なんだか、面白そうですね。ガシャポンの玉一つに、みかんが一つ。
みかんをおもちゃみたいに買えるアイデア商売ですね〜!

みかんが丸いからという理由で始めたこの「みかんガチャ」、思ったより反響があり各種イベントに出しているそうです。
子供だけでなく、大人も童心に帰ってガチャをしてくれているので、これからも購買につながるような面白い仕掛けをしていきたいと玉井さんは話します。

愛媛みかんの一番の魅力は、中の小袋の皮である“じょうのう膜”が薄く口どけがまろやかで、糖と酸のバランスがいいこと。
話を聞くだけで、口の中がじわっときませんか?

そんな玉井さん、将来の夢を聞くと、「どんどん儲けて、後継者が入ってくるような産地にしたい!」と話してくれました。県内では若手も多い方だが減る人数の方が多いそうなんです。

これから11月の収穫に向けて汗をかいて、美味しいみかんにしていきます!と強く語る玉井さん。ぜひ愛媛のみかんをこの冬見つけたら、思い出してくださいね!