ニッポンの未来を元気にする「農業応援プログラム」 あぐりずむ WEEKEND

収穫の様子
稲刈りの様子
農作業の様子

On air Report

今日は、栃木県をピックアップ!
さくら市で「しいたけ」の生産を行っている経営者・佐藤恵美子さんにお話を伺いました。

佐藤さんは、シイタケの生産をはじめて約20年。
通年栽培にこだわって、「ガルバニウム」という、アルミに似たハウスの中で、温度管理をすることで常に秋の状態を保ち、おがのブロックを使っての菌床栽培をされています。

人間の顔ほどのサイズのブロックから収穫できるしいたけは約1キロ。
1つのハウスにブロックが4700入っていて、2棟のハウスを使っておられるので、4700×2、で約9400キロものしいたけを生産されています!すごいですね。

これだけの量のしいたけ生産を手がけるのは、75歳から下は62、3歳までの6名の方々。
会社を引退したあと、しいたけ栽培に携わった方々が中心で、農業の経験はなく、一から頑張ってきたのだそうですが、佐藤さんが欠かさず行っていることとして「朝の健康管理」のお話がありました。

パートの方々の顔色を見て、気になる方には声を掛け体調をたずねる。
経営者として、従業員の方々に万全でいてもらうことを最優先に考えての行動で、また、しいたけ栽培において暇な時期も、パートさんが遊びに来られるように、お茶を飲みに来られるようにして、家族のような関係を目指しておられるのだとか。
お話を聞いただけでも、働きやすい職場であることが感じられます。

そんな職場で皆さんが丹精込めて作っているシイタケは、湧き水を使って無農薬で育てているため「安心安全」!
経営者として「新規就農」と「農福連携」に取り組まれ、できるだけ皆さんが農業に携われるような環境を作っていきたい、というお話もありましたが、「生産物」「生産者」への気遣い、強い思いが伝わってきますよね。

佐藤恵美子さん、お話ありがとうございました!