ニッポンの未来を元気にする「農業応援プログラム」 あぐりずむ WEEKEND

収穫の様子
稲刈りの様子
農作業の様子

On air Report


今回も、前回に引き続き「和牛甲子園」をピックアップしていきます!

全国の農業高校全306校で授業やクラブ活動の一環として育てられている和牛の肉質や、和牛への日頃の取り組み内容を競い合う高校生の大会、和牛甲子園。
今回はそんな和牛甲子園に出場する高校生にインタビューした模様をお届けしました。
栃木県宇都宮市の、宇都宮白楊高校3年で農業科農業経営科・畜産分会の岩間さんと浅野さんです。

そもそもの入学のきっかけは、二人とも家族が牧場で働いていたり、酪農家だったりと、小さい頃から大きい動物と触れ合っていたことが大きいようです。
宇都宮白楊高校では牛や豚を学校で管理しているそうなのですが、実際に高校の時からそうした動物に触れられる学校、とても貴重ですよね。

実際に入学してみて、生き物を飼育するという活動を通して責任感を感じるようになったり、言葉の通じない牛としっかり向き合って、小さな変化にも気づくことの大切さを学んだそうです。
牛は喜ぶととてもはしゃいで牛舎を走り回ることを嬉々として語ってくれた岩間さん、最初は大事に育てた牛を牛肉にすることに抵抗があったけど、牛が良いお肉になったという報告を受けたときに、自分たちの飼育はよかったんだなと思ったという浅野さん。どちらもとっても頼もしいですね!
川瀬さんも、写真の二人のあどけなさと、牛の飼育について話す頼もしさのギャップに思わずびっくりしていました。

岩間さんは4月から農業系の会社に勤め、ゆくゆくは農家になりたいと、そして浅野さんは畜産の楽しさを次の世代に伝えるために、畜産実習の講師として次世代の育成をしたいという浅野さん、これからも頑張ってくださいね!



・・・と、放送ではここまででしたが、まだまだたくさんの農業を学んでいる生徒さんにお話を聞いたので、ここではそれを紹介して行きます!

まずは、農業経営科の野菜分会の田中さん・森早さん。
施設栽培のトマトやイチゴ、露地栽培の大根や白菜などを、栽培の手順から土の肥料の成分まで学んでいるのだそう。
「実際に育てた野菜を販売して消費者に渡すとき、種まきから管理作業して、やっとここまできたんだな」とやりがいを感じる野菜分会。田中さんの夢はどこにも負けない野菜農家になること。森早さんの夢は消費者から信頼される農業経営科になることだそうです。強い思いで作られた野菜、ぜひ食べてみたいですね。

続いては、食品化学科の栃村さん・梶村さん。
おかし作りが昔から好きな栃村さんと、将来は食品流通に携わりたいと語ってくれた梶村さん。授業では実際にお菓子を作って販売するだけではなく、トチの実の研究をして研究発表なんかも行っているそうです。
栃村さんは将来農業高校の先生に、梶村さんは食品流通のマーケッターになることが夢。これからも頑張ってくださいね!

最後は、生物工学科の杉ノ内さん・寺沢さん。
家が大豆や麦を育てる農家で、もともと植物に興味があったと言う杉ノ内さんと、バイオテクノロジーが学べる学校で学びたかったという寺沢さん。授業では研究だけではなく、実際に花を販売する実習もあって、そうした消費者とのやりとりにもやりがいを感じるそうです。将来は家を継いで農家になるのが夢の杉ノ内さんと、大学進学ののちに、その学びを生かして行きたいと言う寺沢さん。これからも夢を追いかけてくださいね!

みなさん、ありがとうございました!