ニッポンの未来を元気にする「農業応援プログラム」 あぐりずむ WEEKEND

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稲刈りの様子
農作業の様子

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今週は愛媛県今治市。自転車の聖地、しまなみ海道が通る大島の街にある、一軒のお店にスポットを当てました。

お店の名前は、「サロン農姉(のしま)」。
もともとJAおちいまばり宮窪支所の購買所だった店舗を改装して昨年オープンしたお店です。
今回お話を伺ったのは、そんな「サロン農姉」を運営する、JAおちいまばり女性部宮窪支部の岡田さんと渡辺さんです。

この「サロン農姉」という名前にはたくさんの由来が。
JA女性部が手がけている「農」、姉妹のようにみんなが集まって楽しく話してもらえるようにと「姉」、年に一度フェリーが行き来するこの場所の近く桜の名所「能島(のしま)」。いろんな思いがこの名前に込められているんですね。

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井戸端会議ができる場所を作りたい、そんな思いから始まったこのお店。
とてもリーズナブルなお値段でいろんなメニューが楽しめるのも特徴の一つ。
特に自慢のメニューはうどん、地元の瀬戸貝を使った「瀬戸貝飯」、地元で採れたワラビの白和え、夏の頃には「イギス」という海藻を固めて手作りの桜味噌で作った辛子味噌と和えたものと色とりどりです。
お店に来てくれた人が持って来た食材や家庭菜園の野菜などによってメニューが増えたりするのも、楽しみの一つだそう。まさに地元の人が作っているお店、って感じですね!

資金のない中、地元の人から使わなくなった道具をもらいながら開店までたどり着いた「サロン農姉」。今では地域の人の大切なコミュニティになっています。
一人暮らし世帯で、食べ物のレパートリーが限られてしまう人の食卓であり、話し相手がいる場所であるこのお店。小一時間ほど食べながら会話を楽しんで、「あーよかった!」と言いながら帰ってくれるお客さんの姿は、岡田さんたちの一番の励みになっているそうです。

今後は、地域の外の人にも来てもらえるようなお店にしていくことが目標、と話してくれました。
これからも頑張ってくださいね!