ニッポンの未来を元気にする「農業応援プログラム」 あぐりずむ WEEKEND

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On air Report

日本の飲み物といえば、やっぱりお茶。
特に暑い夏には冷たい日本茶でさっぱりしたいですよね。

ということで今回は、静岡茶をピックアップ!
山東茶業組合・代表理事の平井としひろさんと青年部長の伊藤まさきさんにお話を伺いました。

100戸ほどの山あいの小さな地域で、縦・横130mくらいの「茶」の文字が目印という掛川。
平地がなく、高くない標高の中で、ある程度の日照と雨があるところがお茶作りに適しているのだそう。

掛川で作られるお茶は葉肉が厚く、その中にある成分をしっかり出すために、深蒸しでお茶を作るので旨味がたっぷり入っているのが特徴なんです。

そしてお茶どころ・静岡には独自の製法があるのだそうです。
茶草場農法(ちゃぐさばのうほう)というのですが、10月〜12月にかけてススキや笹を刈り込んで乾燥させ細かくして茶園に敷くと10年くらいかけて良質な土になるのだそう。
草が生えるのを押さえ込んで、水分も栄養も確保できる。
上質なお茶を作るためには土も大事なので、ぴったりな農法とのことで、2013年には農業遺産にも認定されているすごい農法なんです。
お茶を作るためにまず土から!という熱意が伝わってきますよね!

ススキや笹自体も毎年刈り込むことで地上に日光が届くので、キキョウやオミナエシ、虫ではカケガワフキバッタなど地上の生きものにも大事なんだそう。
この農法はとても環境維持にも適しているんですね〜。


ここでは生産だけでなく、お茶の製造も行なっています。
旨味があって緑色(=翠色(すいしょく))の豊かなお茶になって、お店の人やお客にも喜ばれるのがとても嬉しいと話してくれました。
県内・関東・全国3つ全ての品評会などで一等を受賞している。驚きです!

その品評会に出すために、お茶を作る際に工場の中でも選抜グループを作り、工場長から若手への伝承もしているのだそう。歴々と技術を受け継ぐことも名産品を作り続ける上で、大事ですよね。今年も昨年に劣らないものができているそうです。楽しみですね!

お茶に真面目に取り組んでいる皆さんのことをぜひ知ってほしいと平井さんも話していました。ぜひ飲んでみてくださいね!


そして、番組を聴いてくださった皆さんに、プレゼントのお知らせです!

1)世界農業遺産 ≪静岡の茶草場農法≫『掛川東山茶 ききょう 100g詰』
八十八夜近辺までに伝統農法で生産された一番茶のみを使用した逸品。
蒸しが深く粉っぽく見えますが、新芽のみる芽が蒸しと揉み込みにより小さく粒になったものです。生産時期が早い茶葉を使用しているため、渋みが少なく甘みとコクがあります。

さらに!
2)掛川産ベニアズマ使用『本格芋焼酎 掛川城酎 720ml詰』
地元農家で組織する≪農業活性化やるき塾≫が荒廃農地再生策の一環として地元で採れたサツマイモを活用した特産品を開発し、ベニアズマ種を原料として造った本格焼酎。さらっとした喉越しと力強い芋の風味です。


こちらをセットにして、5名の方にプレゼントいたします!

(応募は締め切りました。たくさんのご応募ありがとうございました!)