ニッポンの未来を元気にする「農業応援プログラム」 あぐりずむ WEEKEND

収穫の様子
稲刈りの様子
農作業の様子

On air Report

今日は山梨県笛吹市にフォーカス。
ここ笛吹は、「ぶどう・ももの生産量日本一」の場所なんです!

東京からもすぐに行ける山梨県。
お話を伺ったのは、ぶどうと桃の生産をしている武川さんです。

多品種を生産している、笛吹市。桃では、「はなよめ」「日川白鳳」「加納岩」「本白桃」「なつっこ」、そして山梨県でオススメしている「夢しずく」「夢みずき」そして「川中島」、黄色い桃では黄美娘(きみこ)と、お盆くらいまでずーっと生産しているんだそうです。その数、細かい種類を入れると15種類。お盆休みに桃が食べられるのは、こうしてたくさんの品種が作られているからなんですね〜。

ぶどうの方は小粒のデラウエアから、巨峰、ピオーネ、シャインマスカット、山梨県オリジナルの甲斐路(かいじ)があるのだそう。こちらもたくさん種類がありますね。

でも、なぜ笛吹市はぶどうと桃の生産に適しているんでしょうか?
武川さん曰く、今年は違いますが、山梨は盆地で日中は高温、そして夜は冷えるという気候。
この寒暖差が、桃には色づきの良さと甘さを、ぶどうには黒色の鮮やかな色付きを与えるのだそう。

去年今年は猛暑の影響で、夜の温度が下がらないので少し大変とのことでした。

そんな中でも印象的だったのが、武川さんが「僕らは作らさせてもらっている。朝起きて空を見て、夕方空を見て、一年中お天道様と話しながら農業をしている感じですね。」と言っていたところ。お天道様と会話を重ねて、39年間ずっと農業をしているんですね〜。


この笛吹の地域には生産者が2,000人くらいいるのだそう。
武川さんは若い人と直接関わることはないものの、栽培指導の研修に行くと若い人をよく見かけると言っていました。

果樹地帯を守るために、ブランド化して農業をしていると感じている武川さん。家業として農業をしている自分とは違い、若い人は、自分の考えを持って自ら農業をしているので、良い刺激になると言っていました。

今後については、まさに3人いる子どもが全員自立したタイミングで、これから自分がどういう農業をして行くか考えて新しい目標を持ってやっていく時期なのだそう。
若い人にも温かい目を向ける武川さん。今後もぜひ活躍して欲しいです!

最後に「農家さんが、完熟のものを選別して、その場でそのまま食べるのが一番美味しい食べ方」と武川さん。
ぜひ山梨に来て見て、畑で果物本来の美味しさを味わって見てはいかがでしょうか?