ニッポンの未来を元気にする「農業応援プログラム」 あぐりずむ WEEKEND

収穫の様子
稲刈りの様子
農作業の様子

On air Report

今日ピックアップするのは、茨城県鉾田市。
ネットで検索すると、“日本で一番野菜をつくる街”、なんです。
都市からも近く、豊富な種類の野菜が作られています。

お話を伺うのは、JAほこた青年部部長の三保谷さん。
現在40歳、農業歴は13年。お父様もメロン・イチゴを作っていた農家さんで、ご自身は水菜、小松菜、ほうれん草などの葉物を生産していらっしゃいます。
親の仕事を継ごうという気持ちと、会社員経験から自営に興味があったことで、農家さんになることを決めたのだそう。

親の農作業を見て学び、また同世代の若い後継ぎの人たちと学び合って農業を勉強したんだそう。
実際に農業をやってみて、一番良かったのは、「自分がやっただけ成果になる」こと、そしてどれだけ頑張っても成果に結びつかないこともある。自分で努力して“いい作物”ができた時の喜びを味わえるのは農家の魅力だと三保谷さんは言います。

この地域は気候が良いのが特徴。夏は海の風が入り、冬は雪も少ないので農作物を作るのに適しているんです。葉っぱの肉厚さ、太い株はり、色どれをとっても良い。この濃い色が小松菜!という感じと話していました。

小松菜のおいしい食べ方を聞いたところ、「ぶつ切りにして、お味噌汁に入れる。」これに尽きるのだそう。
小松菜、油揚げ、豆腐、これが毎朝の日課だと嬉しそうに語ってました。

JAほこた青年部は現在、15人くらい。葉物を作るものも、紅あずま・紅はるかのようなお芋、トマト、いちご・メロンと様々な農家さんがいます。

作るものは違いこそ、農家としての経営の話や、飲み会などの親睦も。三保谷さんは最年長なので、人生の先輩として相談に乗ることもあるんだそう。
地域の農業を盛り上げるためにイベントに出展して楽しんでもらい、農家さんとのふれあいの場を設けたりもしています。
農業体験も行なっていて、今年は芋の植え付けや芋掘り、トマトの定植・収穫、秋メロンの収穫なども。初めて土を触るという人もいて、芋掘りを楽しんでやってくれる子供の姿は、やってて良かったと思える、と楽しげに話してくださいました。

そんな三保谷さんの今後の夢は、葉物類を作っているが、もっといいものを作って、働いてくれている従業員の雇用も支えながら、しっかりとした経営をしたい、と強く語ってくださいました。

ここ鉾田は、メロン、いちご、トマト、水菜、ほうれん草、と本当にたくさんあってどれも美味しい。「ぜひ触って見てください!」と自信満々でした。
皆さんも、ぜひレベルの高い鉾田の野菜、見てみてくださいね。