ニッポンの未来を元気にする「農業応援プログラム」 あぐりずむ WEEKEND

収穫の様子
稲刈りの様子
農作業の様子

On air Report

今回は、番組パーソナリティの川瀬さんがスタジオを飛び出してリスナーさんと一緒に農業体験をしたイベント「野菜づくり体験ツアー in JAやさと」の収穫編をお伝えいたします!

あの時に植えた野菜の苗が実ったこの秋、どんな収穫ができたのでしょうか?

朝に集合し、一同はバスに乗って茨城県のやさと地区にある、朝日里山学校へ。

そして前回ご出演いただいたアグリやさと代表の柴山進さんと合流していざ畑へ向かいました。

前回植えた「レタス」、実は虫食い被害で収穫ができなかったんです。
今回は代わりに、大根、サトイモ、サツマイモの収穫も体験させて頂きました。
そして、ブロッコリーは収穫の適期を1週間すぎたことでスーパーなどではみないサイズに!そして少し白い花も咲いている姿を見せていました。
これにはリスナー親子もびっくり。自然相手のお仕事、農業ならではの出来事ですよね。

そんな中でも参加者のリスナー親子さんは存分に楽しんでくれていました!
大きなブロッコリーに驚いたり、いつもよりも頼もしく見えたお父さんの姿に感心したり、普段は苦手な人参を収穫して生のまま食べるお子さんに感動したり、「今日収穫したキャベツでロールキャベツを、ブロッコリーを塩蒸しに」といろんな感想をくれました。これを機に家庭菜園を始めてみたいと言っていらっしゃった親子さんもいました。嬉しいことですね〜。


そして、やさとは柿の名産地、ということで、やさとで作られているプレミアムな柿の生産者さんにもお話を伺いました。
八郷柿振興協議会の上田佳幸さんです。

上田さんは、柿の栽培をお父様から引き継いで、およそ30年の大ベテラン。

そしてこのやさとは、筑波山を基調とした山に囲まれた盆地で、柿の栽培に適しているんだそう。

しかも、すごいことが。
ここの柿は、「八郷の富有柿」として皇室にも献上されている、甘柿なんです。
収穫された柿の中でも3Lサイズ、300gくらいの大きな柿を農家が選りすぐり、役所でさらに選定したものが献上されているのだそうです。
まさにエースの中のエースが献上されている感じですね!

富有柿の特徴は、色が綺麗で腰が高い。次郎柿という品種は正方形のような形なので見た目も少し違います。
11月中盤以降に色がどんどん濃くなっていき、食べごろになります。

茨城県は、“甘柿の北限”。ここより以北の栽培地では、甘柿が甘くならないということで、渋柿の渋をアルコールなどで抜いたり、熟させて甘くして食べられているのだそう。

やっぱり愛情と手間がとてもかかる献上柿の栽培。
11月に収穫出荷が終わると12月からまたすぐに剪定が始まるのだそう。
やることは1年間みっちり決まっているんですね〜。

実際に試食させていただきますと、パキッ!という新鮮な音が聞こえ、食べてみた川瀬さんも「みずみずしくて、シャキシャキ!柿じゃないみたい!」とびっくりしていました。

上田さんの思う柿栽培のやりがいは「色・形がよく、病気や虫にも耐える、完璧な柿ができたとき」に感じるのだそう。長く先輩たちが築き上げてきた八郷の富有柿のブランドを受け継いでいく実を作る、ということ自体に喜びを感じていらっしゃるんですね〜。
そして、生で食べる以外にもおススメの食べ方を伺ったところ、「柿、梨、りんご、ゆず、を食べられるサイズに切って、砂糖漬けにする」という、とってもおしゃれな食べ方も教えていただきました。お茶請けに最高なのだそう!
ヘタの青い、切り口の綺麗なものが新鮮なこの柿、ぜひ、八郷に行って食べてみてくださいね〜。
上田さんありがとうございました!

そして、ご参加していただいた親子リスナーの皆さんもありがとうございました!