ニッポンの未来を元気にする「農業応援プログラム」 あぐりずむ WEEKEND

収穫の様子
稲刈りの様子
農作業の様子

On air Report

11月下旬から12月上旬まで、香港にある遊園地「オーシャンパーク」で、「日本秋祭」が開催されました。

「日本秋祭」とは、在香港日本国総領事館が主導する、日本に関連する文化や芸術・食などのイベント。
2016年に開始されて、今年で3回目になるんだそうです。

詳しいお話を領事館で聞かせて頂けるということで、早速、現地にお邪魔しました!
普段、関係者以外は決して立ち入ることのできない場所。
これは貴重な経験です。

「1970年代から80年代にかけて、日本の文化が数多く香港に入ってきました。
その中でも特に、日本の食材は安心安全でヘルシーだということで、香港の方にとても人気があります。
日本秋祭は今年で3回目になりますが、毎年、来場者が増えていて、現地の方の、日本への関心がますます高まっていることを実感できます。」

そう教えてくれたのは、領事館首席領事の廣田さん。
香港を通じて、日本の魅力をもっと世界の人に知ってもらいたい、と語って下さいました。

「日本秋祭」の開催期間中、オーシャンパーク内にあるブースでは、いろんな日本食が売られていて、JA全農さんからもおいしい食材が提供されています。

JA全農香港事務所、所長の金築さんにお話を伺いました。

イベントで販売されている日本食は、どういったものなのでしょうか?

「日本から持ってきた焼き芋、おむすび、りんごジュース、さつまいもスティック、和牛の串焼き、若鶏などを楽しんでもらっていますが、特に和牛が評判です。
街中のレストランで食べるよりはリーズナブルなので、初めてのメニューでも、気軽にお客さんも試してくれるんです。」

香港は、「フリーポート(自由貿易港)」と言われていて、世界中から香港のマーケットに食材が輸出されています。
その分、非常に競争が激しく、単純に“美味しい”というだけでは勝ち残れないといいます。

香港は情報の発信基地。
香港で評価を得ることは、他のアジア地域へのアプローチにもなるので、いろんな国の品目が、香港でテストをしているのだそうです。

そんな中、日本食材の評判は、味の繊細さにまで、高評価を受けているのだとか。


さぁ、そんなお話を伺えば期待も大きく膨らみます。
オーシャンパークでは、どんな盛り上がりを見せているのでしょうか?
地下鉄を乗り継いで、オーシャンパークに到着〜!

まず目に飛び込んできたのは、青森のりんご。
私たちが訪ねた当日は、青森県知事が自ら、青森県産りんごをPRするというイベントが行われていて、たくさんのお客さんや現地の報道陣に囲まれていました。

鹿児島県産のA5等級の黒毛和牛や、宮崎県産の鶏肉を使ったハンバーガーのお店を発見!
早速、お店の方にインタビューしてみました。

「日本食は平均的にどれも売れていますが、特に和牛が人気。
黒いパンの中に、ラディッシュと焼いたスライス和牛が挟んであるバーガーが売れ筋です。
和牛はとにかくおいしいので、僕も大好きです。」

やはり和牛は人気なんですね〜!

続いてお話を伺ったのは、「オーシャンパーク」のエグゼクティヴ・ディレクター、ペリーさん。

園内にあるレストランでも日本食材を使ったコース料理が提供されていて、イベントブースとは、また違った趣で食事を楽しむことができるのですが、その評判について、こんな風に語って下さいました。

「日本食材は新鮮で高評価を受けていて、香港のマスコミにも注目されています。
自分も何度も食べてますよ!」

最後に、オーシャンパークに来ていた、香港の若いファミリーに、日本食や日本の食材について伺ってみました。

「お寿司とか鉄板焼き、お刺身をよく食べます。
お店で食べた日本食をまねて、家で料理をする時も、日本の牛肉やお米、ホタテ、お酒なんかをよく使っていますよ。」

親日家が多い香港ですが、その理由のひとつを担っているのが、「日本食材への評価」だということを実感した、香港取材でした。

日本の生産者の皆さん、
皆さんの努力は、香港にも確実に伝わっていましたよ〜!



〜旅のおまけショット〜
あぐりずむチーム&今回お世話になった香港スタッフの皆さん。
貴重な旅の経験をどうもありがとうございました!


★プレゼントのお知らせ
今週は、愛媛県が誇る高級柑橘「紅まどんな」2.5kgをプレゼントします!
宛先は「agri@tfm.co.jp」まで!
(※当選者の発表は、プレゼントの発送をもって代えさせていただきます。)