ニッポンの未来を元気にする「農業応援プログラム」 あぐりずむ WEEKEND

収穫の様子
稲刈りの様子
農作業の様子

On air Report

今回は、「JA共済総合研究所」主任研究員、「日本農福連携協会」顧問の濱田健司さんをスタジオゲストにお迎えして、「農業」と「福祉」のコラボレーションについてお話を伺いました。

「農福連携」 最近よく目にする、耳にする言葉ですよね。
日本ではこの6年ほどで急速に広まった動きですが、濱田さんは14年ほど前から取り組まれています。

障害を持った人が、ほんとうの意味で社会で自立するためにはどうしたら良いか、ということを濱田さんが考えていたとき、農業の世界には「高齢化」「後継者不足」という問題がありました。
そこで、この2つを組み合わせることで、“双方が幸せな取り組み”ができるのではないか?と考え、農業の現場で障害を持つ方が働く環境を目指されたそうです。
「農業」と一言でいっても、いろんな作物・生産物があり、それぞれに応じた作業があります。
そしてそこには、それぞれの特性に応じた作業が様々あり、障害のある方が従事できる可能性がたくさんあります。
小さいタネから育てたものが成長し、成果物ができて売られ、人の手に渡っていくことが達成感を生み、自信につながるのも「農業」の良いところですよね。

濱田さんの今後の計画としては、「農福“+α”連携」というものを考えておられます。
「農業」と「福祉」に加えて、工業、商業、教育、観光、スポーツを結びつけることで、関わる人・団体の規模を広げ、そこにいる人みんなが幸せになる形を目指しているとのことでした。

「農福連携」 地域によって様々な取り組みがありますが、お手伝いをできる場所もありますし、農福連携で作ったものを買うことができる場所もたくさんあります。
是非、目を向けてみて、生活の中に取り入れていただければと思います。

濱田健司さん、お話ありがとうございました!