ニッポンの未来を元気にする「農業応援プログラム」 あぐりずむ WEEKEND

収穫の様子
稲刈りの様子
農作業の様子

On air Report

今日は、静岡県をピックアップ!
浜松市にある農場「京丸園」代表の鈴木厚志さんにお話を伺いました!

およそ400年前から続く「京丸園」には、ビニールハウスで芽ネギの水耕栽培を行う「水耕部」、合鴨栽培を行う「土耕部」、そしてもうひとつ「心耕部(しんこうぶ)」があります。

「心耕部」・・・聞きなれない言葉ですが、従業員100名のうち25名の障害のある方達がこの「心耕部」に所属し、「水耕部」の仕事を一緒に行っています。

「水と土を耕したら、心も耕しちゃおう」というコンセプトのもと、色んな人が農業に参画できるように、と設けられた部署なのだそうです。

「障害を持った方の中には、とてもこだわりが強い方もいるが、そういう方々が、自分たちよりもしっかりと検品を行ってくれる、ということもあり助かる。」
と、鈴木さんのお話にありましたが、「京丸園」の「心耕部」では、すぐにはできないことも時間をかけて、どこまでいろんな事ができるようになるか計画を立てていくんですね。
働く時間も、いわゆる会社の定義ではなく、体力などに合わせて設定ができるようになっています。

鈴木さんの目標は、「多様な人達が活躍できる場が広がること」。
82歳〜16歳まで、年齢、性別など色んな人が一緒になって働く農場で、それぞれの人に対して配慮をすることで活躍してもらい、運営をされています。

「農福連携」。
「農業」と「福祉」の2つの連携の可能性を実践し、さらに良い環境を目指して活動をされている「京丸園」代表の鈴木厚志さん。
貴重なお話、ありがとうございました!