ニッポンの未来を元気にする「農業応援プログラム」 あぐりずむ WEEKEND

収穫の様子
稲刈りの様子
農作業の様子

On air Report

今週の「あぐりずむWEEKEND」は、昨年「全国高校生農業アクション大賞」の準大賞を受賞した、山口県立田布施農工高等学校の、宗正いぶき先生と食品科学科3年 望幸(ぼうさい)隊の吉井愛実(よしい・あみ)さん、仲間翔輝(なかま・しょうき)さんにお話を伺いました。

準大賞を受賞した取り組み「望幸隊」。
東日本大震災をきっかけに、自分たちが出来ることはないかということで7年前に結成しました。

災害への不安や恐怖は付き物ですがそれを少しでも軽減できれば、という思いがあります。
周防大島で起きた、「大島大橋貨物船衝突事故」。
その際にも炊き出しに参加したり積極的に活動をしてきた皆さん。
周防大島町と連携しながら活動をしてきました。

「望幸隊」は、小麦アレルギーの人にも食べられるように米粉パンを開発。
しかし、その食味が飲み込みづらい、などの意見があり、より親しまれるような物を開発したいということで、「ペットボトルピザ」を開発しました。

ペットボトルに小麦粉と水が入っていて、それを思い切り振ることで発酵させU字溝で焼いて食べる事が出来るというもの。

「人の気持ちに寄り添って、物事を考える点で成長できたと思う。」と仲間さん。
防災の和が広がればいいなという思いがあるそうです。

リーダーの吉井さんは将来、看護師を目指しています。
今回の活動を通して自分に何が出来るか、患者さんに寄り添う事が出来る看護師を目指しているそうです。

仲間さんは、将来お酒造りに携わる仕事をしたいと話してくれました。
西日本豪雨災害で、地元の酒蔵が被害を受けたことをきっかけに何かしたいと、周りを笑顔にできるようにしたいという思いがあるようです。

お話を伺っている中、宗正先生が涙される場面もあり、皆さんのチームの温かさを感じることが出来ました。

田布施農工の皆様、ありがとうございました!