語り手:乳酸菌

トンネルを抜けるとそこはおなかの中だった…。 乳酸菌は今日も人と生きている。 ボクらは乳酸菌。古くからこの星に住み、 人間や動物の体に宿り、日々活動しています。 そんな乳酸菌たちが宿主と一緒に喜んだり、悲しんだり。 時には励ましたり…おなかの中から 語りかけるストーリィをお楽しみください。

メッセージ

番組ではメッセージを募集しています!番組の感想や乳酸菌くん(語り手)へのメッセージをお寄せください。

2016年08月21日(日)

星空に見えるもの

ボクの宿ぬしは、18歳、陸上部のスバルくんです。

高校3年の夏、引退か大学でも続けるか、決断の時を迎えています。
今日は、天体観測が趣味の親友と、星空観賞。
満天の星、癒されるね〜。
すると…。

親友:「スバル、あそこの星何に見える?」
突然、質問してきた親友。
何って、ちょっといびつなハードルにしか見えないよね。
親友:「へー、あれがハードルに見えるんだぁ〜。おまえやっぱり、まだ陸上やりたいんだな」
えっ?どうしてそうなるの?
親友:「だって、サソリとか、てんびんとか、星座は昔の人の想像だろ?つまり、それをどう見るかは、人それぞれなわけじゃん。ってことは、星空に見えるのは結局、その人の願い…ってことなんじゃないかな。」
なるほど〜。
日頃から星を見ていると、そんなことを考えるんだね〜。
お!スバルくん、親友の言葉、結構響いてる?

えっ!あっちの星たちは、ゴールテープ、こっちは、金メダルに見えるって!?
あは!持つべきものは親友。
自然に決断、できちゃったんじゃない?!

ボクら乳酸菌も、その決断、応援するよ!
だってそれが、ボクらの願いだからね。

じゃあ、また日曜のお昼に。