語り手:乳酸菌

トンネルを抜けるとそこはおなかの中だった…。 乳酸菌は今日も人と生きている。 ボクらは乳酸菌。古くからこの星に住み、 人間や動物の体に宿り、日々活動しています。 そんな乳酸菌たちが宿主と一緒に喜んだり、悲しんだり。 時には励ましたり…おなかの中から 語りかけるストーリィをお楽しみください。

メッセージ

番組ではメッセージを募集しています!番組の感想や乳酸菌くん(語り手)へのメッセージをお寄せください。

2016年11月13日(日)

愛され続けるもの

ボクの宿ぬしは17歳。
オシャレが大好きな、キコちゃんです。

今日は、ママとふたりでショッピングに来たけれど…。
ママ:「それは、高校生にはまだ早いんじゃない?」
ほら、はじまった。いつもこう…。
ママのチェックは厳しくて、洋服を買ってもらうのはひと苦労なんだよね。

今日は、流行りのジーンズを買いたいんだけど、はたしてママのお眼鏡に叶うかな。
恐る恐る、ママに差し出すキコちゃん。
すると…。

ママ:「うわぁ〜懐かしい〜。こんなジーンズ、昔ママも履いてたな〜」
えっ?ママが!
ママ:「おばあちゃんに、“裾が切りっぱなしで糸がほつれてるジーンズなんて、みっともない!”って言われたんだけどね〜」
へー、ママの若い頃も、こういうジーンズがあったんだ〜。
えっ!ということは、ママ、
買ってくれるの?くれないの?どっち?

ママ:「うん、これならママも賛成!キコに似合うと思うし、ジーンズは丈夫だから長持ちするしね!」
あは!よかったね、キコちゃん!
ママ:「あっ、そうだぁ〜!ママもあのジーンズ、また履こうかな〜」
うふ!いいモノは、いつの時代も世代を超えて愛され続けていくんだね。

ボクら乳酸菌はいつの時代も、みんなのおなかの中で健康を守り続けているよ。
これもボクらの愛なんだ☆

じゃあ、また、日曜のお昼に!