語り手:乳酸菌

トンネルを抜けるとそこはおなかの中だった…。 乳酸菌は今日も人と生きている。 ボクらは乳酸菌。古くからこの星に住み、 人間や動物の体に宿り、日々活動しています。 そんな乳酸菌たちが宿主と一緒に喜んだり、悲しんだり。 時には励ましたり…おなかの中から 語りかけるストーリィをお楽しみください。

メッセージ

番組ではメッセージを募集しています!番組の感想や乳酸菌くん(語り手)へのメッセージをお寄せください。

2012年05月27日(日)

五月病

ボクの宿ぬしは、23歳の男性です。
この春から、社会人一年目の彼。でも、最近、元気がないみたい。
おなかは元気なんだけど…どうしたの?

彼の所属は、営業2部。他の同期の部署は和気あいあいなのに…。
イメージしていた社会人って、こんななの…?
そんなことばかり考えて…、まさか、五月病?
…うん、なんとかしなくちゃ!

その夜、予定されていた社内会議が、突然中止に…。
ねえねえ!こんなときは、誰かと、飲みにでも行こーよ!
すると、上司が…。「おい! ちょっと、飲み行くか?」
ねえ! 行こ行こ! 思っていること、話してみようよ!

会社近くの焼き鳥屋さんに入ると…。
あれ?あそこにいるの、同じ部署の富田さん?
あ!加藤さん、林さんに、小松部長も!
ええ〜!サプライズ歓迎会!?
…あ! 戻ったね! いつもの笑顔!

よし!目覚めよ! フレッシュマン!
大丈夫! おなかのなかは、いつも元気なボクらに任せておいて!
じゃあ、また、日曜のお昼に。