語り手:乳酸菌

トンネルを抜けるとそこはおなかの中だった…。 乳酸菌は今日も人と生きている。 ボクらは乳酸菌。古くからこの星に住み、 人間や動物の体に宿り、日々活動しています。 そんな乳酸菌たちが宿主と一緒に喜んだり、悲しんだり。 時には励ましたり…おなかの中から 語りかけるストーリィをお楽しみください。

メッセージ

番組ではメッセージを募集しています!番組の感想や乳酸菌くん(語り手)へのメッセージをお寄せください。

2012年01月01日(日)

初詣

ボクの宿ぬしは、24歳の女性です。
今日は、実家の両親と、近くの神社へ初詣。
彼女、新年早々、サプライズを計画しました。
お母さんは知っているけれど、お父さんには内緒。
実は、神社で彼と待ち合わせをしているのです。

あ、あそこ…いたいた!

お父さんは、もちろん初対面…。
なんだか、ぎこちないあいさつ…。
そして、微妙な空気。
でも、彼は、なんとか場を盛り上げようと、がんばっています!

ねぇ、みんなで、おみくじ引こう!
どれどれ? 中吉に、小吉に、あれ? 彼だけ大吉…。

微妙な空気のまま、初詣、終わっちゃった…。
と、そのとき…。

「よかったら、食事でも、していくか?」

ええ!! おとうさんが?! 珍しい〜!

どうやら彼、好印象のようです!
早速、大吉が効いたのかも!
運も、みんなで分け合えば、それぞれに幸せが届くんだね。

ボクらも、今年も変わらず、おなかのなかから、幸せを届けるよ。
じゃあ、また、日曜のお昼に。