語り手:乳酸菌

トンネルを抜けるとそこはおなかの中だった…。 乳酸菌は今日も人と生きている。 ボクらは乳酸菌。古くからこの星に住み、 人間や動物の体に宿り、日々活動しています。 そんな乳酸菌たちが宿主と一緒に喜んだり、悲しんだり。 時には励ましたり…おなかの中から 語りかけるストーリィをお楽しみください。

メッセージ

番組ではメッセージを募集しています!番組の感想や乳酸菌くん(語り手)へのメッセージをお寄せください。

2011年12月25日(日)

サンタの跡

ボクの宿ぬしは、4歳の男の子です。
今日は、クリスマス。
朝、目が覚めると、枕元には…。
やった〜!前から欲しかったおもちゃ!
パパとママの言う通り、ちゃんと寝たら、サンタさんが届けてくれました。

でも、サンタさん、どこからきたの? げんかん? べらんだ?
いつきたの? おとなりのうちにもきた?
いま、どこにいるの?

もう、パパとママを質問攻め。
仕舞いには…

サンタさん、ほんとにきたのかなぁ?

困り果てている、パパとママ。
そのとき…。

窓の外に…、あーっ!

ベランダまで、大急ぎ!

あれ、サンタさんとトナカイさん!

三人の見上げた先には…、澄んだ空に、まっすぐと伸びた雲。
ん? 飛行機雲? いえいえ、そうじゃありません。
あれは、サンタさんの通った跡…。

バイバ〜イ! また来年〜!

サンタさん、みんなの見えないところで、ちゃんと働いていたんだね。

ボクら乳酸菌も、キミの見えないところで、元気なおなかを、プレゼントするからね。
じゃあ、また、日曜のお昼に。
メリー・クリスマス!