語り手:乳酸菌

トンネルを抜けるとそこはおなかの中だった…。 乳酸菌は今日も人と生きている。 ボクらは乳酸菌。古くからこの星に住み、 人間や動物の体に宿り、日々活動しています。 そんな乳酸菌たちが宿主と一緒に喜んだり、悲しんだり。 時には励ましたり…おなかの中から 語りかけるストーリィをお楽しみください。

メッセージ

番組ではメッセージを募集しています!番組の感想や乳酸菌くん(語り手)へのメッセージをお寄せください。

2011年11月13日(日)

友人のブログ

ボクの宿ぬしは、26歳の女性です。
彼女は昨日、ドライブに行きました。
青い空に、白い雲。 青い海に、白い波。
横には、気の置けない友だち。

でも、どうしたんだろ? 元気がない…。
ボクら乳酸菌の頑張りが、足りないのかなぁ…。
いえ、そんな理由ではありません。

彼女は、最近、彼氏と別れたのです。
その話を聞いてもらおうと、友だちを強引に誘ったのです。
ふたりは、学生時分に戻ったように、話しました。
よかった。 ちょっと元気になった。

帰り際に、友だちが言いました。
女性「ねえ、一緒に写真撮ろうよ!ブログに載せるから。」
カシャ ふたりのニコニコ顔、ゲット〜!

今日、ブログを見ました。
写真、載ってる〜! その下には…、なになに…
女性「最近、彼氏にフラれて、ちょっと落ち込んでました…」
え?ええ〜!あの子もフラれてたの?!

女性「だけど、大好きな親友と海に行ったら、とっても元気になったよ!」

持つべきものは、友だちだね!
ボクら乳酸菌が、おなかのなかに百兆個いるように、素敵な男子なんて、地球上にたくさんいる!
だから、次の出会いに、期待しちゃおう!
じゃあ、また、日曜のお昼に。