ボクの宿ぬしは、10歳の男の子、ケンゴくん。
うーん、なんて書こう…。七夕の笹飾り。
みんなの願いを込めて、教室に飾るんだって。
でも、みんなとは、これが最後の行事…。
一学期が終わったら、転校だもんね…。
先生「書けた人から、この笹に付けてくださ〜い。」
先生の合図に、色とりどりの短冊…。
みんな、どんなお願いしたのかなぁ?
“給食をぜんぶ食べられますように。
それと、ケンゴと友だちでいられますように。”
タケ坊、ボクのこと書いてる…。あ!ねえねえ!こっちも…。
“大人になっても、ケンゴくんと会えますように。”
…これ、ミキちゃんだ。あ!これ…。
“ケンゴと、またサッカーやれますように。”
…リョウくんも…みんな、ボクのことを…。
…ねえ、信じていれば、またみんなに会えるよね。
織姫と彦星みたいに…。
だって、ほら、ケンゴくんの願いも…。
“4年3組のみんなと、また、会えますように”
…そのとき、すぐにキミとわかるように…
ボクら乳酸菌は、元気を輝かせるからね。
じゃあ、また、日曜のお昼に。