ボクの宿ぬしは、20歳の男性です。
今日は、大学のサークル仲間の水沢さんと、ドライブデート。
ちょっと内気な彼…出会ってから一年半、
ようやくドライブに誘えたんだよね!
そうなんです! 彼、水沢さんに片思い中。
このチャンス、何とかしなくちゃ!
でも、結局、肝心な事は切り出せないまま…。
すっかり暗くなった、帰り道。
すると、助手席の水沢さん…。
水沢さん「あ、加藤くん。 月が、きれい。」
ホントだ。 秋だね〜。
水沢さん「ねえ、知ってる? 昔は、“月待ち”っていって、
みんなで月が出るのを待ったんだって。」
へえ〜。
水沢さん「わたしも、結構待ってるんだけどな…好きな人…」
え?! す、好きな人?!
水沢さん「でも…今日、やっと誘ってもらえた。」
へっ? え? …え! まさか、好きな人って…
ええ〜!! 二人とも、待ち過ぎでしょ!
…でも、ようやく時が満ちたんだね。
今日は、中秋の名月。
夜空には、満月が浮かぶよ。
ボクら乳酸菌も、未来が明るくなるように、
おなかのなかから、見守っているからね。
じゃあ、また、日曜のお昼に。