語り手:乳酸菌

トンネルを抜けるとそこはおなかの中だった…。 乳酸菌は今日も人と生きている。 ボクらは乳酸菌。古くからこの星に住み、 人間や動物の体に宿り、日々活動しています。 そんな乳酸菌たちが宿主と一緒に喜んだり、悲しんだり。 時には励ましたり…おなかの中から 語りかけるストーリィをお楽しみください。

メッセージ

番組ではメッセージを募集しています!番組の感想や乳酸菌くん(語り手)へのメッセージをお寄せください。

2012年10月14日(日)

授業参観

ボクの宿ぬしは、8歳の男の子、たかし君。
初めての、授業参観。
教室の後ろには、みんなのお父さん、お母さん。
ほら、たかし君のお父さんとお母さんも、あそこに。
みんなの前で、宿題の作文発表。
テーマは「お父さんとお母さん」。

ああ、緊張する!大丈夫!
おなかの方は、ボクらががんばっているから、心配無用だよ。
…あ、キタキタ、たかしくんの番!

宿主「僕の、お父さんとお母さん。
お父さんは、仕事で『忙しい忙しい』と言ってますが、
いっしょにサッカーをしてくれます。
お母さんは、毎日おいしいごはんを作ってくれます。
二人とも、乳酸菌みたいに、一生懸命、動き回っています。     
お父さん、お母さん、これからもカラダに気をつけて、
ずっと元気でいてください。」

拍手

あ、たかし君、振り返って…見て!
お父さんとお母さん、
二人とも、目をうるうるさせちゃって…。
…ボクらも…泣けてきたよ!!
「乳酸菌みたいに」だなんて…泣ける!!

キミの言う通り、ボクらは、健康のために、
お父さんとお母さんに負けないくらい、働いているからね!
じゃあ、また、日曜のお昼に。