ボクの宿ぬしは、40歳の女性です。
彼女、小学校の先生。
4月からは、転任で別の学校へ。
3年間、お世話になった、この校舎。
5年1組のみんなとも、お別れだね…。
離任式を終えて、教室へ行くと…。
あら?みんな、妙におとなしく着席して…。
ん?あ!あれ見て!黒板!
?新井先生、机のいちばん下の引き出し、開けてみて!?
…と、大きな文字!
引き出しを開けると…。
わぁ!たんぽぽの花束!
…ええ?これ、みんなで摘んだの?!
眩しくて鮮やかな、黄色…。
ねえねえ!たんぽぽと一緒に、寄せ書きも!
そこには…。
?新井先生へ
前に、先生が言ったこと、わすれません。
どこへ飛んでいっても、たんぽぽみたいに、強く!
5年1組のみんなより?
この子たち、いつの間に、こんな…。
たんぽぽの綿毛は、知らないうちに、しっかり地に根を張って…。
もうすぐ、たくさんの花を咲かせるね。
ボクら乳酸菌も、たんぽぽみたいに強く、
おなかの健康を見守るからね。
じゃあ、また、日曜のお昼に。