語り手:乳酸菌

トンネルを抜けるとそこはおなかの中だった…。 乳酸菌は今日も人と生きている。 ボクらは乳酸菌。古くからこの星に住み、 人間や動物の体に宿り、日々活動しています。 そんな乳酸菌たちが宿主と一緒に喜んだり、悲しんだり。 時には励ましたり…おなかの中から 語りかけるストーリィをお楽しみください。

メッセージ

番組ではメッセージを募集しています!番組の感想や乳酸菌くん(語り手)へのメッセージをお寄せください。

2014年12月14日(日)

トップスターを探して

ボクの宿ぬしは、36歳の女性です。
彼女、家族でショッピングモールに。
エントランスには、見上げるサイズのクリスマスツリー。
一番上のトップスターが見えないくらい、大きいね。

そういえば、結婚する前、こんな、大きなクリスマスツリーの下で…。
20代の頃の宿主:「あれ?ない…ピアスがない!」
大切にしていた、星型のピアス。
気がつくと、片方無くなっていて…。
待ち合わせに遅れてきた彼が…。
彼氏:「よし!一緒に探そう。」
デートの時間をつぶして、ずっと探してくれて…。
必死に探す彼を見て、「この人となら、一緒にいたいかも…」なんて。
そんなことを思い出していると…。

娘:「ねえ、大きいお星様、どこにあるの?」
…と、娘の香奈ちゃん。
どうやら、ツリーのトップスターを、探しているみたい。
娘:「ねえ、お星様、どこー?」
…すると。
夫:「香奈、一緒に探そう!」
娘:「うん!パパとさがすー!」

あのとき、結局、ピアスは見つからなかったけれど…。
人生を輝かせる、一番星みたいな人、見つけられたね。
夫:「香奈、肩車するか!」
娘:「うん!」

ボクらも、健康という輝きで、おなかのなかをハッピーにしていくよ。
じゃあ、また、日曜のお昼に。