語り手:乳酸菌

トンネルを抜けるとそこはおなかの中だった…。 乳酸菌は今日も人と生きている。 ボクらは乳酸菌。古くからこの星に住み、 人間や動物の体に宿り、日々活動しています。 そんな乳酸菌たちが宿主と一緒に喜んだり、悲しんだり。 時には励ましたり…おなかの中から 語りかけるストーリィをお楽しみください。

メッセージ

番組ではメッセージを募集しています!番組の感想や乳酸菌くん(語り手)へのメッセージをお寄せください。

2015年08月09日(日)

華麗なる連係プレー

ボクの宿ぬしは50歳の女性、夏美さんです。

毎年、この季節が来ると、頭の中は高校野球一色。
朝からテレビにかじりついて…。
宿主:「かっ飛ばせー! ヤマダ!!」
野球部のマネージャー時代を思い出して、応援!
つい熱が入っちゃうんだよね。

そう、あの頃は…。
雨にも負けず、風にも負けず、
ライトにケガした部員がいれば、行って手当てし、
レフトに疲れた部員がいれば、スポーツドリンクを差し出し、
いつも元気に笑ってた。
夢はもちろん甲子園!
残念ながら、その時は叶わなかったけれど…、あれから33年。

塁くん:「かあちゃん!」
おっ、息子の塁くん!
塁くん:「ユニフォーム、洗っといてくれた?今日の弁当なーに?」
あは!今は塁くんが高校球児!
今年は残念だったけれど、来年こそ、甲子園!
夏美さんの夢は、塁くんにしっかり引き継がれているんだよね!
宿主:「はい!ピカピカのユニフォーム。お弁当は唐揚げだよ!」
かあちゃん!ナイスプレー!
今は塁くんのマネージャーとして、がんばってるね!

ボクら乳酸菌も、
おなかの中からみんなの夢をサポートしていくからね!

じゃあ、また日曜のお昼に。