語り手:乳酸菌

トンネルを抜けるとそこはおなかの中だった…。 乳酸菌は今日も人と生きている。 ボクらは乳酸菌。古くからこの星に住み、 人間や動物の体に宿り、日々活動しています。 そんな乳酸菌たちが宿主と一緒に喜んだり、悲しんだり。 時には励ましたり…おなかの中から 語りかけるストーリィをお楽しみください。

メッセージ

番組ではメッセージを募集しています!番組の感想や乳酸菌くん(語り手)へのメッセージをお寄せください。

2015年11月22日(日)

総務のハナコさんの手応え

ボクの宿ぬしは33歳の女性です。

総務部で働くハナコさん。
10年前の入社面接では…。
宿主:「営業部でトップセールスを目指します!」
なんて言っていたけれど、配属されたのは、会社の管理部門。
ちょっぴり物足りないんだよね。
宿主:「わたし、このままでいいのかな…?」
後輩:「先輩、これわたしの業務マニュアルです。」
今日は産休に入る後輩から、仕事の引き継ぎ。
新人の頃は、書類づくりが苦手だった彼女…。
後輩:「わたしなりに作ってみました。わかりづらい所は産休に入るまでまだ日もありますし、その都度、対応させていただければと…。いかがでしょうか?」
宿主:「うん、わかりやすい!完璧!」
すると…。

主任:「さすが、ハナコさんの後輩だね!」
声をかけてきたのは、隣りの席の主任さん。
主任:「よくここまで指導してきたよ。新人を育てるなんて大変なこと、グチも言わずやってくれてさ。ホント、いつも感謝してるんだぜ。」
あは!うれしいね、ハナコさん!
どんな部門でも、わかってくれる人は、きちんといるんだね。

宿主:「わたし…このままでもいいのかも!」

ボクら乳酸菌も、おなかの管理部門。
見ていないところで、せっせと良い菌を増やしているんだよ。

じゃあ、また、日曜のお昼に!