語り手:乳酸菌

トンネルを抜けるとそこはおなかの中だった…。 乳酸菌は今日も人と生きている。 ボクらは乳酸菌。古くからこの星に住み、 人間や動物の体に宿り、日々活動しています。 そんな乳酸菌たちが宿主と一緒に喜んだり、悲しんだり。 時には励ましたり…おなかの中から 語りかけるストーリィをお楽しみください。

メッセージ

番組ではメッセージを募集しています!番組の感想や乳酸菌くん(語り手)へのメッセージをお寄せください。

2016年06月05日(日)

親友から心友へ

ボクの宿ぬしは、29歳の一(はじめ)くん。
今日は、幼なじみ、怜ちゃんの結婚式です。

怜:「わたし、結婚することにした」
ある日突然そう言われて、心がチクッとした一くん。
怜ちゃんには一度告白して玉砕。それからはずっと、親友としてつき合ってきたけれど…。
結婚はやっぱり、ショックなんだよね。
宿主:「式のビデオ係はオレに任せろよな」
強がって言ってみたものの…。

バージンロードを歩いて、誓いの言葉、指輪の交換、誓いのキス。
あぁ、傷口に塩…。大丈夫? 一くん。
ところが…。

あれ?一くん、笑ってる?
宿主:「あいつ…、幸せそうだな〜」
あは!カメラのレンズ越しに見る怜ちゃんは新郎の隣りでピカピカに輝いてる!
一くん、やっと心の整理、ついたのかな。

これからは、心の友と書いて“心友”。
怜ちゃんとは、そんな関係になれるといいね。

ボクら乳酸菌はもちろん、みんなの心友、腹心の友だよ。
お腹の心と書いて、腹心。
深く信頼できる関係っていうこと、覚えておいて欲しいな。

じゃあ、また日曜のお昼に!