ボクの宿ぬしは、10歳。
山の近くに住んでいる、カスミちゃんです。
今朝、カーテンを開けると…。
宿主:「うわぁ〜、まっ白!」
窓の外が一面の銀世界で、ちょっとウキウキ。
でも…これも、ほんの束の間。
だって、カスミちゃんの住む町では、雪が積もったら、雪かきが必要だもんね。
宿主:「あ〜あ、寒いし雪は重いし、めんどくさいな〜」
ブツブツ言いながら、表にでるカスミちゃん。
すると…。
お兄さん:「おはよう!」
声をかけてきたのは、去年、お向かいに越してきた大学生のお兄さん。
お兄さん:「どこまで雪かきすればいいのかわからないから、勝手にやっちゃったよ」
宿主:「えっ?!」
なんと、彼!カスミちゃんのおウチの前も、雪かきしてくれたみたい。
宿主:「あ、ありがとうございます」
お兄さん:「ついでだよ、ついで」
あは! 思いがけない親切、うれしいね〜。
宿主:「じゃあ、わたしはお隣の雪かきをしよっかなぁ〜」
お兄さん:「おっ、いいじゃん!オレも手伝うよ」
うふ。こんな風に親切がリレーされるのって、素敵なことだね。
お兄さんとも、お近づきになれそうじゃない?
ボクら乳酸菌も、みんなとお近づきになりたいな。
雪かきで風邪をひかないように、おなかの中から見守っているからね。
じゃあ、また、日曜のお昼に!