語り手:乳酸菌

トンネルを抜けるとそこはおなかの中だった…。 乳酸菌は今日も人と生きている。 ボクらは乳酸菌。古くからこの星に住み、 人間や動物の体に宿り、日々活動しています。 そんな乳酸菌たちが宿主と一緒に喜んだり、悲しんだり。 時には励ましたり…おなかの中から 語りかけるストーリィをお楽しみください。

メッセージ

番組ではメッセージを募集しています!番組の感想や乳酸菌くん(語り手)へのメッセージをお寄せください。

2012年06月03日(日)

展望台から

ボクの宿ぬしは、67歳の男性です。
今夜は、第2の人生を福岡で謳歌している、元同僚と待ち合わせ。
せっかく東京まで来たんだから…と、
待ち合わせは、スカイツリー!…じゃなくて、東京タワー。

「おお〜!斉藤!変わらんなぁ!」
久々の再会に、二人して「変わらん」を連発!
血糖値、コレステロール、孫自慢とか…話題は変わったけれど、
二人共、健康でなにより!会社とともに、43年。

エレベーター展望台到着。
この展望台にも、気晴らしに来たなぁ…
あるとき、商品の企画に行き詰まっていたら、
偶然、企画に悩む斉藤さんもいて…それからここは、第二の会議室。
この景色の先に、フワッと浮かぶんだよね。素敵なアイデアが…

「あ、あれ、スカイツリー!」
すると、斉藤さん…「あそこに登ったら、すごいことが浮かぶかもな」
老後の商売とか!新しい孫のあやし方とか!?
あーあ、またそんな話に…やっぱり、二人共、変わっとらんな〜!

人生、お互い高みを目指して!…今度は、スカイツリーだね。
ボクら乳酸菌も、生涯現役で、元気と健康を見守るからね。
じゃあ、また、日曜のお昼に。