ボクの宿ぬしは、23歳の女性です。
美容師を夢見て、実家を離れた彼女。
今日は、久々の里帰り。
父の日だし、お父さんに…ウ〜ン、どうしよう?!
ケンカもしたけど、好き勝手もさせてくれた、お父さん。
お母さんと違って、無口なんだよね…。
なんか、照れくさいけど…。でも、ほら、言わなくちゃ!
宿主:「ねえ…お父さん、あの…父の日だし…髪の毛、切ってあげようか?」
すると…、お父さん、タンスの引き出しから…。
お父さん:「じゃあ、これで…」
あ!これ…、お父さんが使ってた、散髪用のハサミ!
ぶっきらぼうな、お父さん…。
でも、わたしの髪を切るときは、いつも笑っていたね。
わたし、ずっと憶えてる…。
お父さん…言えなかったけど、
わたしの夢のはじまりは、お父さんの笑顔なんだよ。
わたし、もっと頑張って、一人前になるから…。
お父さん、これからも元気で見守っていてね。
ボクら乳酸菌も、元気のために、ひそかな努力を続けるからね。
じゃあ、また、日曜のお昼に。