語り手:乳酸菌

トンネルを抜けるとそこはおなかの中だった…。 乳酸菌は今日も人と生きている。 ボクらは乳酸菌。古くからこの星に住み、 人間や動物の体に宿り、日々活動しています。 そんな乳酸菌たちが宿主と一緒に喜んだり、悲しんだり。 時には励ましたり…おなかの中から 語りかけるストーリィをお楽しみください。

メッセージ

番組ではメッセージを募集しています!番組の感想や乳酸菌くん(語り手)へのメッセージをお寄せください。

2013年07月21日(日)

はじまりはウナギから

ボクの宿ぬしは、26歳の女性です。
明日は、土用の丑の日。
宿主:「あぁ〜、うなぎ食べたいなぁ…」
…と、彼女。すると、仕事帰りに…。

先輩(男):「前田さん、うなぎでも食べ行かへん?」
誘ってくれたのは、会社の先輩、遠藤さん…。
ねえ、行こ行こ!夏場のスタミナ、つけなくちゃ!

ガラガラガラ…
やってきたのは、こじんまりとした鰻屋さん。
そして、目の前には…。
宿主:「わぁ、鰻重!おいしそう! いただきま〜す!」
先輩(男):「うん、いただきま〜す!」

おいしい鰻を頬張りながら、
「関西は腹を割って話す商人文化やから、蒲焼きもおなかを開いて焼く、なんて話もあるんや」という遠藤さん。
すると…。

先輩(男):「実は、おれも、腹を割って話したいことがあって…」
宿主:「…え?」
先輩(男):「ま…前田さん…、今度、その…、ドライブでもいかへん?」

ええ〜!デートのお誘い!?

ドクン!ドクン!ドクン!…
…あれ?あれれ?
彼女の心拍数、うなぎのぼり!
ねえねえ、これって、もしかして…。

キミの健康と、ふたりのこれから…。
ボクらも、おなかのなかから見守っていくからね!

じゃあ、また、来週の日曜日に。