語り手:乳酸菌

トンネルを抜けるとそこはおなかの中だった…。 乳酸菌は今日も人と生きている。 ボクらは乳酸菌。古くからこの星に住み、 人間や動物の体に宿り、日々活動しています。 そんな乳酸菌たちが宿主と一緒に喜んだり、悲しんだり。 時には励ましたり…おなかの中から 語りかけるストーリィをお楽しみください。

メッセージ

番組ではメッセージを募集しています!番組の感想や乳酸菌くん(語り手)へのメッセージをお寄せください。

2013年08月04日(日)

夢のストライプ

ボクの宿ぬしは、7歳の男の子、大輔くん。
今夜は、初めての野球観戦。
お父さんとやって来たのは…。

宿主:「わぁ〜!!」
…神宮球場!
まばゆいカクテル光線に、鮮やかな緑の芝生、そして…スワローズの選手たち!

ふだんは、テレビ観戦のお父さんも…。
お父さん:「だぁ〜!何やってるんだよ!」
お父さん:「よし!行け!回れ回れ!」
今夜は、さらにハイテンション!

試合は…
バレンティン選手の満塁ホームランもあって、スワローズの勝利!
帰りの電車でも、興奮冷めやらぬ、お父さん。
…これ以上の笑顔、ないんじゃない?

宿主:「ねえ、お父さん!」
お父さん:「ん?」
宿主:「ボクも、打ちたい!」
お父さん:「え?」
宿主:「大きくなったら、あそこで、ホームラン打ちたい!」

ああ!見て!電車の窓に映っている、お父さん!
これだね!今日一番のビッグ・スマイル!
いつか、あのストライプのユニフォームを着て、バッターボックスに…。
夢は広がるね!

大輔くん、好き嫌いしないで、ちゃんと食べて、カラダを強く!
おなかの健康は、ボクらがしっかり、監督していくよ。
じゃあ、また、日曜のお昼に。