語り手:乳酸菌

トンネルを抜けるとそこはおなかの中だった…。 乳酸菌は今日も人と生きている。 ボクらは乳酸菌。古くからこの星に住み、 人間や動物の体に宿り、日々活動しています。 そんな乳酸菌たちが宿主と一緒に喜んだり、悲しんだり。 時には励ましたり…おなかの中から 語りかけるストーリィをお楽しみください。

メッセージ

番組ではメッセージを募集しています!番組の感想や乳酸菌くん(語り手)へのメッセージをお寄せください。

2013年11月10日(日)

ノボリリュウ

ボクの宿ぬしは、5歳の男の子、たつきくん。
今日は、“七五三”のお祝い。
神社へお参りして、家族写真を撮って…、ウチに帰ったら、ママの手作りのご馳走も!

たつきくん:「みてみて!おばあちゃん。たつき、おサムライさんみたいでしょ?」
羽織袴に着がえた、たつきくん。
大好きなおばあちゃんも、晴れ姿を見に駆けつけてくれたし…
もう、うれしくて仕方ないよね!

たつきくん:「ねえねえ、おばあちゃん、このドラゴン、とっても強そうじゃない?」
あぁ、惜しい!
おばあちゃんがプレゼントしてくれた、羽織。
そこに描かれているは…。

お婆ちゃん:「たっちゃん、これはねドラゴンじゃなくて、昇り龍っていうのよ」
たつきくん:「へええ〜、ノボリリュウかぁ。カッコいい!」
“空を駆け上がる龍のように、元気な子に成長しますように”
たつきくん、その龍には、パパやママ、おばあちゃんの願いが、たっぷり込められているんだよ。

たつきくん:パンパン!「おいしいものいっぱい食べて、大きくなれますように!」
ふふっ…ボクら乳酸菌がいれば、おなかの健康も、のぼり調子!

これからもずっと、キミの成長を見守っていくからね。
じゃあ、また、日曜のお昼に。