語り手:乳酸菌

トンネルを抜けるとそこはおなかの中だった…。 乳酸菌は今日も人と生きている。 ボクらは乳酸菌。古くからこの星に住み、 人間や動物の体に宿り、日々活動しています。 そんな乳酸菌たちが宿主と一緒に喜んだり、悲しんだり。 時には励ましたり…おなかの中から 語りかけるストーリィをお楽しみください。

メッセージ

番組ではメッセージを募集しています!番組の感想や乳酸菌くん(語り手)へのメッセージをお寄せください。

2014年09月14日(日)

赤いちゃんちゃんこ

ボクの宿ぬしは、60歳の女性です。
今日は、近くに住む娘さん夫婦が、来ると言ってたけれど…。

その前に、朝のランニング。
公園を抜けて、いつものコースへ。
キツくなったら、無理せず、少し歩いて…。
続けていくことが、何より大切。
おなかの健康管理と同じだね。

ランニングを始めて、もうすぐ一年。
参加したい大会も、いろいろあって…。
ゆくゆくは、ホノルルマラソンにもチャレンジしたいんだよね。
走り終えたら、家で一休み。と…。

ピンポーン
来た来た。娘さん夫婦。
娘:「お母さん、これ…」
来るなり包みを渡されて…。
娘:「あした、敬老の日だから。還暦のお祝いも兼ねて…」
ええ?還暦も兼ねてって…。
ひょっとして、赤いちゃんちゃんこ?

包みを開けると…。
んん?ホントに赤いちゃんちゃんこ?
…じゃなくて、
赤いランニングベスト!
娘:「お母さん!これ着て、走り続けてね!」
ねえ、またひとつ、モチベーションが増えたね。

コツコツと走り続けて、夢のホノルルへ。
ボクらも、おなかのなかから、日々コツコツと、健康を見守っていくよ。

じゃあ、また、日曜のお昼に。