語り手:乳酸菌

トンネルを抜けるとそこはおなかの中だった…。 乳酸菌は今日も人と生きている。 ボクらは乳酸菌。古くからこの星に住み、 人間や動物の体に宿り、日々活動しています。 そんな乳酸菌たちが宿主と一緒に喜んだり、悲しんだり。 時には励ましたり…おなかの中から 語りかけるストーリィをお楽しみください。

メッセージ

番組ではメッセージを募集しています!番組の感想や乳酸菌くん(語り手)へのメッセージをお寄せください。

2015年04月05日(日)

ツバメの大家さん

ボクの宿ぬしは、38歳の女性です。
この春、家をリフォームして、
親子3人、新生活をスタートすることに!

でも実は、心配事が…。
3年前から春になると軒先の巣にやってくるツバメ。
息子:「今年もちゃんと帰ってきてくれるかなぁ〜?」
息子のタケルくんも不安気。
巣は、同じ場所にもどしたつもりだけど…。
宿主:「やっぱり外観が変わっちゃうと、違うおウチに見えるのかしら…」
ママのその言葉に、突然、タケルくん、
段ボールで何かを作りはじめたよ。
あれ? それはもしかして…。
“ツバメの家”って書いてあるけど…。
息子:「じゃ〜ん! 家にはやっぱり表札でしょー!」
なんだか得意げなタケルくんに、ママはびっくり!
ツバメが巣を作り始めた3年前には、
恐がって近づきもしなかったのに…。
いつのまにか、ツバメの巣を見守る大家さんになっていたんだね。

すると、あれ?ちょっと、耳をすましてみて…。
あぁ、よかった!
空の上からも表札が見えたのかな?
ママ!頼もしい大家さんに感謝だね。

そして、毎日の健康にも、感謝しよ!
ボクらが、おなかの大家さん!
しっかり見守っていくからね。

じゃあ、また、日曜のお昼に。